高校生理科研究発表会
Event

第4回高校生理科研究発表会の報告

受賞者・要旨集

講演者・査委員・実行委員

平成22年9月25日、千葉大学西千葉キャンパスで第4回高校生理科研究発表会がおこなわれました。

けやき会館前で受付を待つ生徒たち

千葉県内はもとより、関東近県、遠くは青森県、福島県などから発表者が次々に到着。
朝のうちは台風の影響が心配されましたが、大きな影響はありませんでした。

熱気あふれる発表会場

けやき会館内の3つの発表会場は、いずれもところ狭しとパネルが並び、ポスターの前で、発表者は聴衆に熱弁をふるいます。研究内容とポスターの出来栄え、プレゼンテーションの鮮やかさが問われます。
緊張感の中にも笑顔あふれる終始和やかな雰囲気でした。

発表風景(1)

トキワツユクサの組織培養の研究について発表しています。審査員の先生方も、聞きもらしや誤解、ポスターの見落としがないようにと真剣です。発表を聞くのは楽しいけれど、エネルギーもたくさん使う仕事です。

発表風景(2)

白神山地の水が超軟水である原因を、その環境から考察しました。他校の研究テーマの設定や研究手法などを学ぼうと、高校生たちは時間を見つけては他のポスターの見学に余念がありません。

発表風景(3) 研究発表に聞き入る齋藤 康学長

カーボン系固体酸触媒をセルロースから合成し、セルロースの糖化の触媒として有効であることを発見しました。
毎年、時間のある限り研究発表をごらんになる齋藤 康学長です。「今年も元気な高校生のユニークな研究に出会えた」と感想を述べられました。

西田 惇さんの講演

筑波大学1年の西田 惇さんが、今年のISEFで発表した「筋電位計測システムの開発とその応用」について講演しました。高校生の研究とは思えないアイデアと工夫にみな驚嘆しました。

丸 幸弘さんの講演

株式会社「リバネス」代表の丸 幸弘さんの講演「研究者は世界で活躍できる!」
学生時代に「リバネス」を創業した行動力の人だけあって、学問の楽しさを訴え、起業の精神を論ずる言葉には重みがありました。

齋藤康学長による最優秀賞の賞状伝達

「巻貝の数学的研究」で最優秀賞を受賞し、学長から表彰される千葉県立長生高校の河野隆史さん。
最優秀賞・千葉大学長賞・千葉県教育長賞・千葉市長賞・千葉市教育長賞・各1点と優秀賞 30点が表彰されました。

工藤一浩先進科学センター長による朝日新聞社千葉総局長賞の賞状伝達

朝日新聞社千葉総局長賞は優れた指導者に贈られます。
今回は、千葉県立柏の葉高校の野澤則之教諭と市川高校の細谷哲雄教諭に贈られました。写真は、野澤先生の表彰です。

各賞を受賞した5名の生徒と2名の先生方

「たいへん励みになりました」とみなさん語っていらっしゃいました。

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