第5回高校生理科研究発表会の報告
受賞者・要旨集
講演者・査委員・実行委員
平成23年9月24日、千葉大学西千葉キャンパスで第5回高校生理科研究発表会がおこなわれました。
けやき会館前で受付を待つ生徒たち
千葉県内はもとより、関東近県、遠くは青森県、福島県、大阪府などから発表者が次々に到着。
好天に恵まれとてもさわやかな朝、受付の30分以上前からけやき会館前の中庭は談笑する先生方や生徒さんたちでにぎわいました。
熱気あふれる発表会場
今年は昨年のちょうど1.5倍、195件の発表です。けやき会館と生協食堂を利用した発表会場は熱気であふれました。
ポスターを前にして、発表者は聴衆に熱弁をふるいます。研究内容とポスターの出来栄え、プレゼンテーションの鮮やかさが問われます。
緊張感の中にも笑顔あふれる終始和やかな雰囲気でした。
発表風景(1)
「ブーメランはなぜ戻ってくるのか」についての研究発表です。「ブーメランの仕組みがよくわかった」と、生徒たち、先生方から好評でした。
審査員の先生方も聞きもらしや誤解、ポスターの見落としがないようにと真剣そのものです。発表を聞くのは楽しいけれど、エネルギーもたくさん使う仕事です。
発表風景(2)
「カルシウムイオンを含む懸濁液膜の形成について」の発表。金属カルシウムを水と反応させたときにできる懸濁液膜に注目しました。簡単な実験の中におもしろい現象を見つけた、と評価は高く、今年の最優秀賞を受賞しました。
発表の合間を見て、他校の研究テーマの設定や研究手法などを学ぼうと、高校生たちは一生懸命です。
発表風景(3) 研究発表に聞き入る齋藤 康学長
毎年、時間のある限り研究発表をごらんになる齋藤 康学長です。
表彰式前の挨拶では「今年も皆さんから多くのエネルギーをいただいた。この成果をはげみにさらに努力を重ね、世界を舞台に活躍できる人になってください」と述べられました。
講演会場の参加者たち
今年の講演は、筑波大学大学院の柴田恭幸さんによる「高校生による理科研究の意義」と、早稲田大学高等学院の中島 康先生による「Intel ISEF2011(Los Angels」でした。
表彰式
44件の優秀賞、そして5件の特別賞の表彰が行われました。
優秀賞はすべて斎藤学長より手渡されました。
特別賞受賞者
特別賞受賞に輝いた5件の発表の代表生徒と2名の先生方です。