高校生理科研究発表会
Event

第6回 高校生理科研究発表会 講演内容

題目 「理科研究との付き合い方」
講演者 東京大学大学院 早水 悠登(はやみず ゆうと) さん
内容

 東京大学大学院の博士課程2年次に在学しており、大規模なコンピューターシステムにおいて高速なデータ分析を行うためのソフトウェア技術について研究しています。

 高校時代には自然科学部に所属し、「ライデンフロスト現象」の研究をしていました。熱いフライパンに水滴を落とすと、水滴がコロコロと転がる面白い現象です。2003年にこの研究でジャパン・サイエンス&エンジニアリング・チャレンジの文部科学大臣賞を受賞し、2004年には日本代表としてアメリカで開かれた高校生の科学研究世界大会Intel ISEF 2004に出場しました。

 高校時代に理科研究を行うことができるというのは、実は非常に大きなチャンスです。理科研究に本気で取り組めば、物事を観察する力、自分の頭で物事を論理的に考える力、そして自分の考えたことを人に伝える力を格段に高めることができます。この能力は、たとえ研究に直接関わらずとも非常に役に立つ力です。今回の講演では、理科研究にどう取り組んでゆくべきか、僕の経験も含めてお話できればと思います。

題目 「Students, Be Explorers. 研究者になって世界に羽ばたこう」 ~ISEF2012視察報告~
講演者 千葉県立佐倉高等学校教諭  飯島 章 先生
千葉県立東葛飾高等学校教諭 高石 哲男 先生
内容

 世界中ではどんな高校生が、科学に興味を持ち、自ら研究に取り組んでいるのでしょうか?

 各国で選ばれた高校生代表が集い、発表するISEF。今回、我々はJSEC派遣団に同行し、"Intel ISEF 2012 in Pittsburgh”の様子を視察してきました。

 大会にかける高校生の姿勢、発表の内容、国境を越えた高校生たちの交流会、大規模なイベント、参加者全員が「また来たい!」「また連れてきたい!」と思う雰囲気、実に多くのことに刺激を受けてきました。ISEFの魅力を少しでも伝えたいと思います。

講師紹介

千葉県立佐倉高等学校 飯島 章 先生

 大学卒業後、千葉県立高校に勤務。その後、2007年より千葉県立佐倉高等学校に異動して現在に至る。教職11年目。担当教科は理科(生物)で、大学時代の専門はタンパク質の立体構造。授業のモットーは「わかりやすい授業」で、特に進学に対する指導と興味・関心を高める指導の両立を目指している。

千葉県立東葛飾高等学校 高石 哲男 先生

 大学卒業後市川市内の中学校に勤務。その後、千葉県立東葛飾高等学校に異動して現在に至る(6年目)。担当教科は理科(生物)で、特に、生物部の研究指導に熱心に取り組んでいる。今まで取り組んだテーマには、スピロストマムの遊泳やキイロショウジョウバエの蛹化、枝垂れアサガオの重力応答性などがある。生徒とともに研究し続ける姿勢を継続することを大切にしている。

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