|
|
|
【1】第2回高校生理科研究発表会の報告
昨年は小雨交じりの天気でしたが、今年は晴天に恵まれ、447名の参加者があり、盛況な発表会となりま した。参加者の内訳は以下の通りです。
【当日の参加人数】
発表生徒 245名(84件)1件病気のため欠席
高校教員 45名
高校生(見学) 43名
大学生(見学) 24名
その他(保護者等) 28名
計 385名
<主催者側>
実行委員 28名
審査委員 30名
講演者 4名
計 62名 合計447名
参加高校数は26校で、茨城県が3校、埼玉県が1校、東京都が5校、静岡県が1校、残りの16校が千葉県 という内訳になりました。昨年に比べると、県外が少し減少し、県内が増加しました。
三門は今回、審査会の方に関わっていたので講演を聴くことはできませんでしたが、結城明姫さんと牧野 美咲さんの講演も大変すばらしかったという報告を聞いています。結城さんは昨年度のJSECで優秀賞を、牧 野さんは同じく日本学生科学賞で文部科学大臣賞を受賞しました。今回、その研究内容を発表していただき ました。この形式の講演は来年も続けていきたいと思います。
|
|
|
|
【2】第2回高校生理科研究発表会の受賞者の紹介
受賞された発表のテーマ、学校名、発表者名を報告します。
最優秀賞
「枯れ葉吸着媒の実用化を目指した研究」
東京都立科学技術高等学校:山岸由佳
千葉大学学長賞
「蟻酸のフェーリング反応、銀鏡反応についての研究」
千葉県立柏中央高等学校: 堤朝風、石井健治
千葉県教育長賞
「岩石の密度」
千葉県立船橋高等学校: 伊東英紀,古宮直季
千葉市長賞
「養老川の自然度に関する研究」
千葉県立袖ケ浦高等学校: 大原崇史
千葉市教育長賞
「角材の浮かび方」
千葉県立柏高等学校: 須田健斗,岡田拓也
優秀賞
「和ロウソクの火炎振動」
埼玉県立浦和東高等学校: 高橋哲,西堀亮太,二瓶巧
「炎周辺の空気の流れの可視化について」
千葉市立千葉高等学校: 上田航平,上田航平,小出大輔
「ビー玉の流れ方」
千葉市立千葉高等学校: 片山美雪,井上貴美子
「回転体内における粉体の縞模様の研究」
千葉市立千葉高等学校: 会沢純将,飯田浩平,岡本武也,橋本多賀路
「群知能のアリゴリズム」
東京工業大学附属科学技術高等学校:
松崎啓,犬飼航一郎,今関寛人,今泉貴大,高橋一平,羽田昌也
「パズル『スピンアウト』を解く最小回数」
千葉県立船橋高等学校: 小谷野由紀
「写真機の原理と感光剤の研究」
秀明八千代高等学校: 野本稜
「Total Synthesis of Shikimic Acid」
東京都立科学技術高等学校: 猪股悟,原田一太郎
「遷移金属の共沈法による可視光応答型光触媒の新規合成法の開発」
千葉県立柏中央高等学校: 石井健治
「色素増感太陽電池」
千葉市立千葉高等学校: 越野由希絵,森園茉莉
「BZ反応の研究」
千葉市立千葉高等学校: 和田航一朗,浅水裕貴,能登谷聡紀,堀越雄太,山田拓也
「銅金属葉の形について」
茨城県立水戸第二高等学校: 田邉三紀子,鴨志田照実,川澄真子,渡辺琴美
「アルテミアにおける光合成の研究」
東京農業大学第一高等学校: 近藤遼平
「繊毛虫スピロストマムの生態」
千葉県立東葛飾高等学校: 牛根奈々
「陸生クマムシの生態」
千葉県立東葛飾高等学校: 内海邑
「旅をする蝶 アサギマダラ」
千葉県立木更津高等学校: 齋藤なつみ,石井勝也,池田祥子,松田香里
「海水の泡の研究」
千葉県立柏高等学校: 中村早希,近藤みずほ,酒谷郁美,竹本有希
「低気圧のモデル実験」
千葉県立柏高等学校: 清水竣
「大気中の浮遊粒子状物質の測定」の途中経過
千葉県立柏の葉高等学校 : 田代あずさ,佐々木未来,玉井聡子
「金属鏡の研磨」
茨城県立水戸第二高等学校 : 石井詩歩,石川良子,平山友紀子
「蛇紋岩の含水量と密度」
千葉県立船橋高等学校: 淺上裕介
このほかに、後援している朝日新聞社から、次の二人の指導者に朝日新聞社千葉総局長賞が贈られまし た。
朝日新聞社千葉総局長賞
尾竹良一(千葉県立船橋高等学校)
小泉治彦(千葉県立柏高等学校)
|
|
|
|
【3】交流会に46人の参加がありました。
表彰式の後、生協のカフェテリアで2時間ほど交流会を持ちました。学内外で46人(高校33,学外大学4、 千葉大9)の参加がありました。大変和やかな交流会でした。
席上、金子先生と上野先生より、課題実験等の実験上の安全に関して配慮して欲しいとの発言がありまし た。高校現場では、実験用ゴーグルなどの備品は備えてあるのでしょうか。また、使用頻度はどうなっている でしょうか。
高校と大学の先生方が入り交じって、親しく歓談し、お互いに知り合えたことは大きな意義があったと思いま す。 |
|
|
|
【4】秋以後のサイエンスイベント
11月から12月にかけて、以下のサイエンスイベントがあります。
・11/8(土)、15(土)、29(土)
公開講座:バイオテクノロジーを支える「共生」化学
工学部共生応用化学科主催
http://www.chiba-u.jp/message/event/pc.html
・11/15(土)、22(土)
公開講座:未来を築く化学の世界
理学部主催
http://www.chiba-u.jp/message/event/pc.html
・12/25(木)
ひらめきときめきサイエンス?ようこそ大学の研究室へ
「微生物の世界へようこそ!??微少な生き物たちへのチャレンジ??
日本学術振興会、大学院医学研究院病原分子制御学主催
http://cp11.smp.ne.jp/gakujutu/seminar |
|
|
|
【5】編集後記
昨年の理科研究発表会は、発表会場と講演・表彰式の会場が分かれていて参加者にはご不便を おかけしましたが、今年は発表から講演・表彰式まで、すべて西千葉キャンパスの「けやき会館」で 行うことができました。また、2年目ということもあって、全体として、組織的に運営できたように感じて います。10月9日の反省会には、やはり多くの問題点が出された一方で、比較的手際がよく、深刻 なトラブルもなく、スムーズに運営できたと評価されました。
|