千葉大学|高大連携企画室

 

   
       
                 

 



 
千葉理数教育高大連携ニュース NO.29(2010.2.26)

【1】物理チャレンジ2010 第1チャレンジ実験課題等について
【2】国際化学オリンピック日本大会「ガイド」等の募集のご案内
【3】平成21年度関東近県SSH合同発表会について
【4】平成21年度千葉県高等学校課題研究発表会の開催について
【5】編集後記

 

【1】物理チャレンジ2010 第1チャレンジ実験課題等について
   前号(高大連携ニュース NO.28、平成22年1月28日付け配信)で、国際科学オリンピック各
  分野の開催日程等についてお伝えいたしましたが、本号では、物理チャレンジ2010についてお
  伝えします。
   ご案内の通り、物理チャレンジは、国際物理オリンピックの日本国内予選のことで、正式には
  「第6回全国物理コンテスト物理チャレンジ2010」という名称です。この物理チャレンジ2010
  は、2011年7月にベルギーで開催される予定の、国際物理オリンピック2011の日本国内予
  選になります(1年以上前からスタートするため、年号がずれることにご注意を)。

   この第1チャレンジは、実験課題レポートの提出と理論問題コンテストの2部で構成されてお
  り、今回は、実験課題レポートの部についてとりあげます。

  1 物理チャレンジ2010の参加申し込み
    期間:2010年4/1〜4/30
      上記の期間に、まず参加申し込みをして、「第1チャレンジ番号」をもらいます。
  2 実験課題レポートの提出期限
    2010年5/31(月)(当日消印有効)
  3 実験課題
    時間をかけてじっくりと取り組んでもらうために、参加申し込み受付より早い時期に公開され
   ています。物理チャレンジ2010第1チャレンジ実験課題は、以下のような課題です。

    <氷の密度をはかってみよう>
    ものには重いもの、軽いものがありますが、物質の性質としては、同じ体積で比較する必要
   があります。単位体積あたりの質量を密度といいます。密度をはかりやすいものとはかりにくい
  ものがあるでしょう。
    そこで、自分なりの工夫をして、氷の密度をはかってみてください。また、可能ならば他の方
   法で氷の密度をはかって、比較してみてください。

  4 レポートの作成方法
    以下の7つのセクションに分けて書くよう指示されています。
     @実験の目的  A実験手法  B実験結果  C考察
     D結論     E参考資料  F共同実験者と役割分担
    この他、詳しいレポートの書き方及び形式、安全上の注意、評価の観点なども公表されてお
   ります。参加申し込み方法などの詳細は、2010年3月に案内されるホームページ

         http://www.phys-challenge.jp 

   をご覧下さい。

 
 

【2】国際化学オリンピック日本大会「ガイド」等の募集のご案内
   国際化学オリンピック(IChO)第42回大会は、2010年7/19(月)〜28(水)に日本(東京)で
  開催されます。この大会には、世界の70カ国から、化学に適性と意欲をもつ高校生が集まります
  が、化学オリンピック日本委員会事務局では、大会の円滑な運営に不可欠な「ガイド」、「補助員」
  を募集しています。
  1 「ガイド」について
   次の2種類あります。
  (1)各国代表高校生のガイド
    ・日本に慣れていない代表が大会期間中を通じて快適に過ごせるように、日常的に必要な世
     話をするもの。
  (2)各国の引率者のガイド
    ・引率者の行事に同行して案内するとともに、必要に応じて宿舎での日常的な世話をするも
     の。 

     要件としては、大会の最終準備および実施期間(7/17〜28)を通じて指定の宿舎に滞在
    し、仕事に従事できることや、担当となる国の参加者と同国の言語または英語で日常的なコ
    ミュニケーションが可能(代表高校生のガイドの場合)、英語で日常的なコミュニケーションが
    可能であること(引率者のガイドの場合)など何点かあります。
  2 「補助員」について
    補助員とは、大会本部の設営・運営・撤収、参加登録、参加者に対する情報伝達などの補助
   を任務とする方です。要件は、概ね「ガイド」と同様です。

     応募は、所定の応募用紙を用いて、2010年3月15日(月)(必着)までに、化学オリンピッ
   ク日本委員会事務局あて郵送するということになっています。「ガイド」「補助員」とも詳細情報
   については、下記のアドレスから入手できます。また、お問い合わせは、下記E-mailアドレスで
   できます。
    なお、電話でのお問い合わせには応じかねるとのことです。

     募集のHP  http://www.icho2010.org/ja/arbeiter.html 
                 〒101?0062 東京都千代田区神田駿河台1?5
             化学オリンピック日本委員会事務局
                  FAX:03?5577?8241
                  E-mail:contact@icho2010.org

 
 

【3】平成21年度関東近県SSH合同発表会について
      例年開催されている行事ですが、今年度は下記の通り実施されるとのことです。発表参加校
  は、関東近県のSSH実施校を中心とした12校ですが、見学等の参加は、当日自由にできま
  す。口頭発表の他、パネル発表もあり、参考になる事項が多数あるのではないかと思います。
  1 日 時  平成22年3月21日(日) 9:30〜16:30
  2 場 所  東海大学付属高輪台高等学校
          〒 108-8587
          東京都港区高輪2?2?16
            Tel:03-3448-4011
  3 主 催  関東近県SSH指定校
  4 後 援  独立行政法人 科学技術振興機構

 
 

【4】平成21年度千葉県高等学校課題研究発表会の開催について
   この発表会は、主に県内の理数科を設置する学校の間で、課題研究の合同発表会を行うとと
  もに、参加校の生徒・職員の交流をとおして、課題研究に関する情報交換を行い、指導方法の改
  善や活性化を図ろうとするものです。
   昨年度千葉市立千葉高校で第1回が開催されましたが、今年度は、SSH交流会支援事業の
  一環として、千葉県立船橋高校が主催(千葉県高等学校長協会理数科部会後援)して、下記の
  通りに行われます。
   1 期日:平成22年3月26日(金)
   2 会場:千葉県総合教育センター
   3 日程(予定)概略
      9:20〜  開会式
      9:40〜  代表生徒発表
     12:30〜  昼休み
     13:30〜  ポスター発表
     15:20〜  表彰式
     16:00   閉会式

     **********
      見学ご希望の方へ
     **********

      理数科設置校以外の学校の先生、生徒、保護者の見学も基本的には可能ということです
     が、すでに会場のスペースに近い参加者数の申し込みをいただいているそうです。特にご
     希望される方は、事前に、県立船橋高校足立教頭先生までお問い合わせ下さい。

       千葉県立船橋高等学校  TEL:047-422-2188

 
 

【5】編集後記
   来年度のSPP事業の申請も終わり、採択の朗報を期待するところです。各学校を始めさまざま
  な団体では、来年度に向けた行事予定の作成が進められていることと思います。高大連携企画
  室では、これまで皆様とともに理数教育の一層の発展を目指し、様々な事業に取り組んでまいり
  ました。来年度に向けて、何かご協力できることがあれば、鋭意ご支援をさせていただきたいと
  考えております。気楽にご連絡下さい。(五)


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