【1】物理チャレンジ2010 第1チャレンジ実験課題等について
前号(高大連携ニュース NO.28、平成22年1月28日付け配信)で、国際科学オリンピック各
分野の開催日程等についてお伝えいたしましたが、本号では、物理チャレンジ2010についてお
伝えします。
ご案内の通り、物理チャレンジは、国際物理オリンピックの日本国内予選のことで、正式には
「第6回全国物理コンテスト物理チャレンジ2010」という名称です。この物理チャレンジ2010
は、2011年7月にベルギーで開催される予定の、国際物理オリンピック2011の日本国内予
選になります(1年以上前からスタートするため、年号がずれることにご注意を)。
この第1チャレンジは、実験課題レポートの提出と理論問題コンテストの2部で構成されてお
り、今回は、実験課題レポートの部についてとりあげます。
1 物理チャレンジ2010の参加申し込み
期間:2010年4/1〜4/30
上記の期間に、まず参加申し込みをして、「第1チャレンジ番号」をもらいます。
2 実験課題レポートの提出期限
2010年5/31(月)(当日消印有効)
3 実験課題
時間をかけてじっくりと取り組んでもらうために、参加申し込み受付より早い時期に公開され
ています。物理チャレンジ2010第1チャレンジ実験課題は、以下のような課題です。
<氷の密度をはかってみよう>
ものには重いもの、軽いものがありますが、物質の性質としては、同じ体積で比較する必要
があります。単位体積あたりの質量を密度といいます。密度をはかりやすいものとはかりにくい
ものがあるでしょう。
そこで、自分なりの工夫をして、氷の密度をはかってみてください。また、可能ならば他の方
法で氷の密度をはかって、比較してみてください。
4 レポートの作成方法
以下の7つのセクションに分けて書くよう指示されています。
@実験の目的 A実験手法 B実験結果 C考察
D結論 E参考資料 F共同実験者と役割分担
この他、詳しいレポートの書き方及び形式、安全上の注意、評価の観点なども公表されてお
ります。参加申し込み方法などの詳細は、2010年3月に案内されるホームページ
http://www.phys-challenge.jp
をご覧下さい。
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