千葉大学|高大連携企画室

 

   
       
                 

 



 
千葉理数教育高大連携ニュース NO49(2011.10.5)

【1】10/8(土)千葉市科学フェスタ2011「第1回中学・高校科学クラブ発表会」のお知らせ
【2】国際地学オリンピック・報告とお知らせ
【3】千葉大学「第5回高校生理科研究発表会」報告    
【編集後記】

 

【1】10/8(土)千葉市科学フェスタ2011「第1回中学・高校科学クラブ発表会」のお知らせ

  前号ニュースでもお知らせしましたが、千葉市科学館主催「第1回中学・高校科学クラブ発表会」が10/8
(土)、以下の要領で開催されます。口頭発表形式の落ち着いた雰囲気は、またひと味違って発表者・参加者の勉強になることと思います。ご都合よろしければどうぞご参加ください。

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日 時:10月8日(土)11:00〜17:30 
会 場:千葉市ビジネス支援センター13階 会議室2および会議室3
     (きぼーる13階)
※ 一つの発表は、質疑応答を含めて約20分間です
※F N Oの発表は招待発表です(千葉大学主催研究発表会での優秀賞受賞発表)

午前の部(11:00〜12:10)

はじめの挨拶
@ 飛翔艇〜ホバークラフトの制作/藤原 卓人、樋口 祥多 (市立千葉高)
A 防波堤の科学/野口 貴宏 ほか (緑町中)
B 沖ノ島合同調査の試み 〜1泊2日で生物の奥深さをどこまで探れるか〜
/久積 さおり、平井 智行、西郡 萌 (中央学院高)

――――――――――― 昼食( 12:10〜13:00) ―――――――――

午後 前半の部( 13:00〜15:00 )

C ルミノール反応と触媒の関係/藤崎 寛人、両角 拓未 (市立千葉高)
D 錯体の触媒作用/石井 千晶 (市立千葉高)
E クマムシの性質に関する研究/吉川 健壮 (市川学園市川高)
F※ マウスには集団での試行錯誤による学習能力はあるのか?
/山本 有花、田中 美帆 (千葉東高)
G 究極のご飯のおいしさを科学する/富本 颯樹 (新宿中)
H 樹木の互生・対生・輪生の研究/井上 瑞貴 (新宿中)

―――――――――――――― 休憩( 5分 ) ――――――――――――――

午後 後半の部( 15:05〜17:30 )

I さくらの花びらはなぜ回るのか/大橋 巧 (新宿中)
J 枝が分かれている木より何故枝がわかれていない木のほうが揺れが激しいの
  か/及川 直輝 (新宿中)
K クスノキから樟脳/澤田 あかり、石野 俊和 (千葉東高)
L 台風の渦のメカニズム/増田 直友 (我孫子高)
M BZ反応〜市立千葉高の歩み〜/竹内 誠、蓮池 大樹 (市立千葉高)
N※ 機能性落花生炭の開発と実用化/中島 正裕 (市立千葉高)
O※ 騒音計をもちいた音速測定/大澤 森一郎、加藤 圭佑(市立千葉高)

終わりの挨拶

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【2】国際地学オリンピック・報告とお知らせ

  26ヵ国、104名の参加で9月に行われた「第5回国際地学オリンピックイタリア大会」の結果が発表されました。日本選手団総合成績は金メダル1名、銀メダル2名、銅メダル1名で韓国、台湾、タイに次いで4位でした。

金メダル:渡辺 翠  (桜蔭高等学校1年)
銀メダル:浅見 慶志朗(埼玉県立川越高等学校3年)
      松澤 健裕 (栄光学園高等学校2年)
銅メダル:松岡 亮  (北海道旭川西高等学校3年)
 
  なお第4回の「日本地学オリンピック大会」の募集はすでに始まっています(募集11/15まで。一次予選
12/18)千葉県会場は千葉大学教育学部です。
  詳しくは以下をご覧ください。

  http://jeso.jp/             
 
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【3】千葉大学「第5回高校生理科研究発表会」報告

  9月24日(土)当大学西千葉キャンパス「けやき会館」等において、県教育委員会との共催による「第5回高校生理科研究発表会」が開催されました。
  今年度は昨年のちょうど5割り増しの195件の発表があり(参加者数は昨年より約250名増の約900名)会場は高校生、先生方、一般の皆様など多数の方々の熱気であふれました。
  昨年度よりいっそう盛大かつ充実した形で実施できましたのも、多くの皆様方のご支援、ご協力によるものと感謝しております。この場をお借りして厚くお礼申し上げます(ご協力いただいた企業、大学等の団体を末尾に掲載させていただきました)。
  発表と講演会終了後、大ホールにて表彰式がおこなわれ、特別賞5件、優秀賞44件に加え、優秀な指導者に授与される朝日新聞社千葉総局長賞が2名の先生方に贈られました。以下、特別賞と指導者賞の受賞者をご紹介いたします。優秀賞については学校名と数のみ掲載しました。詳しくは以下、千葉大学高大連携企画室のホームページをご覧ください。

   http://koudai.cfs.chiba-u.ac.jp/kr11_jusyou23.htm


  最優秀賞
    「カルシウムイオンを含む縣濁液膜の形成について」
      渋谷教育学園幕張高等学校:北折  曉
  千葉大学学長賞
    「キクの日持ち性向上に関与する要因解析」
      富山県立砺波高等学校:松村末利子
  千葉県教育長賞
    「津波による応力」
      千葉県立長生高等学校:滝口 優生、松本 理沙
  千葉市長賞
    「落ち葉からエチレンガスを取り出す」
      市川高等学校:蜷」 裕介 
  千葉市教育長賞
    「取り合いの起きない扇風機」
      千葉市立千葉高等学校:田口 一汰、秋元 勇貴、佐藤 拓海

   優秀賞(21校44件)
  福島県立相馬 茨城県立日立第一 県立千葉東 県立幕張総合 県立船橋 県立船橋芝山
  県立東葛飾 県立柏 県立柏の葉 県立長生 市立千葉 市川 中央学院 東海大付属望洋
  芝浦工大柏 渋谷幕張 都立戸山 広尾学園 都立科学技術 海大付属高輪台 静岡北

  朝日新聞社千葉総局長賞
    千葉県立柏高等学校教諭  高橋 健治  中台 文夫
        
  千葉大学が主催する理科研究発表会の特色の一つは、入賞の有無に関わらずすべての研究発表に対し、科学研究や教育の第一線で活躍する審査委員の先生方からその研究についての審査コメントが与えられる点です。コメントはその研究の素晴らしい点、改善を要する点など、これから更にその研究を進めていく上での有益なアドバイスも沢山含まれています。現在、鋭意作業を進めているところです。

【審査・運営等にご協力いただいた団体名】
  企業: 出光興産株式会社 社団法人新化学技術推進協会
     財団法人双葉電子記念財団 三井化学 株式会社 株式会社 リコー
  県市: 千葉県教育庁 千葉県総合教育センター 千葉県立中央博物館 千葉市科学館
  大学: 桜美林大学 東邦大学 日本大学 千葉大学生活協同組合
  高校: 千葉県立千葉高等学校 千葉県立千葉東高等学校 千葉県立幕張総合高等学校
     千葉県立船橋高等学校 千葉県立船橋啓明高等学校 葉県立国府台高等学校
     千葉県立市川東高等学校 千葉県立鎌ケ谷西高等学校 千葉県立松戸高等学校
     千葉県立松戸南高等学校 千葉県立東葛飾高等学校 千葉県立我孫子高等学校
     千葉県立成田北高等学校 千葉県立佐倉高等学校 千葉県立成東高等学校
     千葉県立長生高等学校 千葉県立勝浦若潮高等学校 葉県立袖ヶ浦高等学校
     芝浦工業大学柏高等学校 早稲田大学高等学院

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【編集後記】

  前号のニュースで「生物オリンピックの日本代表候補」をお知らせしました。その候補者15名のうち、なんと3名が8月に行われた千葉大学のサイエンスキャンプ「命の仕組みに迫る!〜2011年、先進科学の旅」に参加していることが判明しました(主催の教育学部 野村 純先生より連絡)。
  うち次のお二人から簡単なコメントをいただいたので掲載します。

荒木大河さん(宮崎県立宮崎西高等学校2年)

  「ありがとうございます!まだまだ気を抜かずに頑張ります。
   千葉大学にもまた行きたいです!」

隈 宙音さん(筑波大学附属駒場高等学校1年)

「ありがとうございます。キャンプで学んだことは今後も役に立つと思い
ますし、実は実験試験の中にプラスミドを制限酵素で切断して電気泳動す
るという、本当にやらせて頂いたことがそのまま出ました。このようにキ
ャンプで学んだことがとても役に立って、感謝しても仕切れません。本選
に出場したキャンプの3人が3人とも選抜試験に出られたということもキ
ャンプのおかげだと思います。代表になるのは難しいとは思いますが、キ
ャンプで学んだことを生かして頑張ろうと思います」

  話は変わりますが、市川高校の細谷哲雄先生より、「第5回高校生理科研究発表会」に参加した22名の生徒さんのアンケート結果が送られてきました。 その第1問「発表会に参加したことは自分の研究に役立ちましたか?」の問いかけに、なんと16人が「5 とても役だった」、6人が「4 役だった」と答え、3,2,1はありませんでした。

  私たち教師はいつでもどこでも、生徒の声に励まされればこそ、授業の工夫や研究指導に力を注いでいけるのですね。

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  野曽原友行
千葉大学高大連携企画室
tel:043-290-3526
fax:043-290-3962
E−mail:t-nosohara@faculty.chiba-u.jp




 
   
 
 
 
 


 
 



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