千葉大学|高大連携企画室

 

   
       
                 

 



 
千葉理数教育高大連携ニュース NO.54(2012.3.13)

【1】「中高生の科学部活動振興事業」募集のお知らせ
【2】JST数学キャラバン(第5回)「拡がりゆく数学 in 千葉 〜数学はどんな形で社会で役立つか〜」のお知らせ
【3】「高校教師のための 課題研究指導サポートブック」をご希望の方に差し上げます
【4】「君も物理チャレンジを!!」講習会に参加しませんか?
【編集後記】

 

【1】「中高生の科学部活動振興事業」募集のお知らせ

  JSTによる、今年度の「中高生の科学部活動振興事業」の募集が3/1から4/20までの期間で始まっています。
  採択されると、高校科学部の場合、50万円を3年間支援してくれます。全国で積極的に活動をしている科学部の多くが、最も期待している支援事業と言えるでしょう。
  公立学校の場合は、事前に教育委員会への連絡をお忘れなく。
  また、SSHは支援対象外であり、SPPについては重複採択に制限がありますのでご注意ください。詳しくは以下をご覧ください。

  http://rikai.jst.go.jp/kagakubu/bosyu.html

---------------------------------------------------------------

【2】JST数学キャラバン(第5回)「拡がりゆく数学 in 千葉〜数学はどんな形で社会で役立つか〜」の
  お知らせ

  数学は純粋な理論的学問であるというイメージを持たれている方も多いと思われますが、実際には、さまざまな分野で広く使われています。そのことを実感してもらうため、実際に他分野とつながるような数学の研究を行っている最先端の数学者を集めて、高校レベルの数学で数学の広がりを話してもらう「JST数学キャラバン 拡がりゆく数学 in 千葉」を千葉大学で開催いたします。多くの方の参加をお待ちしています。

日 時 : 2012年 6月17日(日)
      13:30〜17:20 (時間は多少変更になる可能性があります。)
対 象 : 高校生および一般 (内容は高校生向け)
場 所 : 千葉大学 総合校舎B号棟講義室
アクセス: JR総武線「西千葉」駅、または京成千葉線「みどり台」駅から徒歩10分
参加費 : 無 料
申込受付: 後ほどアナウンスいたします。
     (以下のWEBページで5月頃受付開始の予定です。)
WEBページ:http://www.math.jst.go.jp/ja/caravan/201206_entry.html
問合せ : caravan@math.jst.go.jp
主 催 : 独立行政法人 科学技術振興機構(JST)
      「数学と諸分野の協働によるブレークスルーの探索」研究領域
共 催 : 千葉大学理学部  
後 援 : 千葉市科学館  

プログラム(仮) ※時間、講演順が変更になる可能性があります。
12:50  受付開始
13:20  開会、挨拶
13:30〜14:10「サイン・コサインとレーザー走査型プロジェクター」
   池田 勉 氏 (龍谷大学副学長・常務理事・JST領域アドバイザー)
14:20〜15:00「シャボン玉とシャボン膜の数学」
   小磯 深幸 氏 (九州大学教授・JSTさきがけ研究者二期生)
15:20〜16:00「情報通信を支える1つの数学 〜符号理論、始めの1歩」
   原田 昌晃 氏 (山形大学准教授・JSTさきがけ研究者二期生)
16:10〜16:50 「数学で読み解く生物リズムとカオス」
   郡 宏 氏 (お茶の水女子大学准教授・JSTさきがけ研究者二期生)
16:55〜17:20 講演者との懇談会
17:20  閉会

---------------------------------------------------------------

【3】「高校教師のための 課題研究指導サポートブック」をご希望の方に差し上げます

  千葉大学先進科学センターより「高校教師のための 課題研究指導サポートブック」(A4版184頁)が来週発行されます。これは小泉治彦著「理科課題研究ガイドブック」の続編であり、千葉県内16名の教師たちによる「課題研究」についての実践報告がおもな内容です。

  第1部「課題研究を始めるに当たって」では、課題研究に関する全国的なアンケート調査結果などがまとめてあります(全3編)。

  第2部「授業を中心とした課題研究指導」では、授業の中で課題研究をどう位置づけ体制をつくり上げたの
か、どのようにテーマを選び研究を進めたのか、その結果をどう評価したのかなど、苦労話満載。授業中に課題研究を進めていきたいと考えている方、とくにこれから組織的に課題研究を立ち上げようとしている学校には大いに役立つ内容です(全7編)。

 第3部「部活動を中心とした課題研究指導」では、全国レベルで優れた結果を残した研究を紹介しました。どうしてそのテーマを思いついたのか、実際の研究指導はどうやったのか、生徒たちとのやりとりの中でどんな喜びや軋轢があったかなど、具体的な研究指導方法に深く切り込んでいます(全4編)。

 「ハウツー本」ではないので、すぐ明日から役立つ、とは申しません。しかし読むほどにやる気が出て、研究指導に飛びこむ勇気を与えてくれる本です。「課題研究」に悩んでいる、迷っている先生方には必読の書、と自信を持って申し上げます。

【注文方法】

*「教師用」ですので、生徒配布のための注文はできません。

Eメールのsubject欄に「サポートブック(高等学校名)」と記入し、 koudairenkei@office.chiba-u.jp 
へ、以下の事項を記載の上お申し込みください。

(記載事項)

@希望冊数
Aお名前(複数の場合、受け取られる先生方全員のお名前とメールアドレスの記載をお願いします)
B送り先 〒番号・住所・氏名

---------------------------------------------------------------

【3】「君も物理チャレンジを!!」講習会に参加しませんか? 

 前号でもお誘いしましたが、今年で3回目となる「物理チャレンジ」に挑戦する高校生のための講習会、を千葉大学先進科学センターの主催で開催します。
 日時は4/29、5/6、5/20、6/3の4日間、理論問題、実験問題ともに十分な対策を行います。「物理チャレンジ実験問題部会長」の近藤泰洋先生も講師です。物理オリンピック参加のOBも「物理チャレンジ日本
委員会」から派遣され、体験を語るなど、企画は盛りだくさんです。
 先生方、物理が好きで得意な生徒さんを是非チャレンジさせてください。そして当講習会に是非参加させてください。
 詳しくは以下のHPをご覧ください。

http://www.cfs.chiba-u.ac.jp/event/120229.html

------------------------------------------------------------------

【編集後記】

“「サポートブック」の原稿を通読してみました。
素晴らしいと思いました。感動的ですらありました!
初めて編集部の目指すものがわかりました。課題研究にこれから取り組む者には
主に第1・2部が大いに参考になり、既に取り組んでいる者には主に第 3部が大きな
支えになるに違いありません。
また、冒頭の「はじめに」自体が大きな励ましになっていると感じました。
小泉著作は(本人も言っているように)、あるはずなのになかったものを、
初めて実際に書いたところに意義があった。
しかし、本作は他では作れないものを作ったのだと思います。”

これは「サポートブック」の著者の一人の感想です。

 10年ほど前、生徒と一緒に初めて研究らしい研究を始めた私はまさに暗中模索の毎日でした。もしあの頃
この本が手元にあったなら、精神的な状況はずいぶん変わっていたことでしょう。
 そんな思いを込めて編集した「サポートブック」です。課題研究指導に迷い、悩んでいる全国の先生方、どうぞ読んでみてください。そして勇気を持って、課題研究指導に飛びこんでください。

************************

野曽原友行

千葉大学高大連携企画室
tel:043-290-3526
fax:043-290-3962
E−mail:t-nosohara@faculty.chiba-u.jp


 
   
 
 
 
 


 
 



ちば元気プロジェクト

Copyright(C)2007-2011 Chiba University. All Rights Reserved.