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千葉理数教育高大連携ニュース NO60(2012.08.21)

【1】盛会だった「第2回千葉サイエンススクールフェスティバル」
【2】「SSH生徒研究発表会」報告
【3】10/13(土)市川高校SSH理科授業研究会開催のお知らせ
【4】市川高校化学部の論文が松居記念賞受賞
【5】千葉大学主催「第6回高校生理科研究発表会」締め切り間近
【編集後記】

 

【1】盛会だった「第2回千葉サイエンススクールフェスティバル」

  8/4(土)千葉工業大学において開催された「第2回千葉サイエンススクールフェスティバル」(主催:千葉サイエンススクールネット http://www.chiba-ssnet.com/)に参加してきました。
  このフェスティバルは、高校生の研究活動の活性化と共に、小中学生に科学への興味関心を深めてもらうことを主な目的としています。会場に足を踏み入れたとたん小学生たちの楽しそうな声でいっぱい。県内十数校の高校生たちがおもしろい実験実習を駆使して一所懸命のサービスです。目的は十二分にかなえられたと言えるでしょう。

  東葛飾高校の「地衣類を含む環境に生息する生物種」の研究発表がNHKテレビの取材を受けていました。指導の菅原先生によると、このテーマは今まで着目する人が少なく、成果が期待できそうとのこと。
  NHK高校講座「科学と人間生活」のうち、「課題研究の進め方」では、この研究を中心に据えてテーマ選びや計画の立て方、まとめ方について放映します。是非ご覧になってください(9/17(月)14:00〜14:20)。

  千葉工業大学による「ロボット」についての楽しい講演や、千葉大学の工藤一浩教授による「有機EL研究」の講演など格調高い催しも並び、とても充実したフェスティバルとなりました。
   
  以下、主催者を代表して吉田昭彦先生より、皆様へのお礼のご挨拶をいただきました。

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  千葉サイエンススクールネット(船橋高校コアSSH)の取組として、8月4日(土)、千葉工業大学(津田沼キャンパス)にて、千葉サイエンススクールフェスティバルを開催しました。昨年度に引き続く2回目の実施でした
が、おかげさまで盛会のうちに無事終了することができました。御来場の皆様、また参加校および協力機関の皆様、誠にありがとうございました。
  本会は、高校生の活性化、小中学生の興味関心の喚起、交流とネットワーク作り、一般への普及をねらいとし、千葉県教育委員会および千葉工業大学の後援のもとに開催しました。今年度は参加校・参加団体も増え、県立船橋・市川学園・長生・県立柏・市立千葉・柏の葉・千葉東・東葛・佐倉・木更津・安房・袖ヶ浦・成田・我孫子の生徒による実験工作展(63件)や研究紹介(20件)を中心に、講演会(千葉工大fuRo・先川原正浩先生、千葉大学工学部・工藤一浩先生)、企業ブース(4件)、高校・大学ブースを交えた大きなイベントとなりました。参加者数も連携高校生徒280名、来客(連携小中学生を含む)750名、教員等70名、合計約1100名(仮集計)と、大変な賑わいとなりました。
  コアSSH(3年間)としては、来年度で一応の完結を目指します。今回は昨年度の試行を踏まえて、これに修正を加え、(改善点は多々ありますが)概ね形ができてきたように思います。ご参加の皆様には、率直なご
意見・ご感想を頂けるとありがたいです。
  また、SSネットでは、この後も多数のサイエンスセミナー、課題研究交流会および発表会、指導研究会等を実施しますので、是非ご参加下さい。詳しくは下記ウェブサイトに近日中にアップします。
http://www.chiba-ssnet.com/
 よろしくお願いいたします。

SSネット事務局・吉田昭彦(県立船橋高校)

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【2】「SSH生徒研究発表会」報告

 8/8(水)〜9(木)「パシフィコ横浜」にて開催された「SSH生徒研究発表会」に参加しました。
 開会セレモニーのあとの講演は数学者の若林 正人先生(九州大学マス・フォア・インダストリ研究所長)による「ユビキタス数学、そして数学の夢」。専門的な数学ではたいそう難しいだろうと思ったら、たいへん興味深いお話でした。
  「自然数は神が創った」とある数学者が言ったそうですが、素数AとBのかけ算は簡単にできるけど、ABを先に与えて、素因数分解しろ、となるとこれは途轍もなく難しい。要するに法則がなく人間の勘だけが頼りなのです。たとえば100桁の素数どうしをかけた200桁の数字を素因数分解するには、スーパーコンピューター「京」を使っても200年もかかってしまう。これにはまたまたビックリです。そしてこの困難さが「暗号」という形で私たちの生活に役立っているというお話もたいへん有益でした。
  コンピューターが発達してますます数学者の出番が多くなっていること、溶鉱炉、地震観測、CT、天体観測・・・一見関連のないこれらの科学技術に同じ数学の原理が利用されていることなどなど。まさにこれからは数学の時代だ、と胸を張る若林先生のお話に、高校生たちは大きな魅力を感じたことでしょう。

  今年の研究発表は、基本的にすべてポスター発表です。私は10件の審査を含め、24件のポスター発表を聞くことができました。科学大好き、研究大好きの高校生たちとの6時間に及ぶやりとりは常に楽しく有益でし
た。
  2日目は22年度SSHの36校から選出された4校による口頭発表と「最終審査」が中心です。結果、今年度のトップ賞(文部科学大臣表彰)は広島県立広島国泰寺高校の「水噴流による水輸送倍増効果」(物理)に決まりました。
  JST理事長賞を受賞した他の3校も含め、発表は実にみごとでしたが、さらに感心させられるのは質問する高校生たちのレベルの高さです。一瞬の合間もなく挙手が続き、以前から考えていたのかと思うほど的を射た質問内容には驚かされます。互いを尊重し合う応答ぶりも清々しく、日本の高校生の頼もしさを実感できるひとときでした。
  奨励賞、ポスター発表賞、生徒投票賞を含め、詳しい結果は以下をご覧ください。
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/24/08/1324481.htm

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【3】10/13(土)市川高校SSH理科授業研究会開催のお知らせ

  SSH指定4年目を迎えた市川高校の授業研究会が、昨年に引き続き行われます。市川高校のオリジナル物理テキストに基づいた授業、生徒の発表活動を取り入れた物理基礎、化学基礎、生物基礎の授業についての公開授業をご覧いただき、その後、分科会に分かれて、授業のあり方を全国の先生方と協議するという内容です。県内外の多数の理科の先生方の参加をお待ちします。参加申し込み締め切りは10/1(月)。詳しい内容と申込方法等は以下をご覧ください。
http://www.ichigaku.ac.jp/ichigaku_ssh/?page_id=30

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【4】市川高校化学部の論文が高校環境化学最優秀賞を受賞

  市川高校の化学部が、「酸化チタン担持発泡リサイクルガラスによる水処理と防藻効果」の研究で、高校環境化学最優秀賞(「松居記念賞」)を受賞しました。
  高校環境化学賞は日本環境化学会が、高校生のクラブ活動等による、環境問題をテーマとした調査・研究活動の中で作成された優秀な調査研究論文を表彰するもので、今回が7回目となります。応募された論文は厳正な審査により最優秀賞(「松居記念賞」)1件、優秀賞、数件が表彰されます。
  市川高校化学部の皆さんおめでとうございます。

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【5】千葉大学主催「第6回高校生理科研究発表会」締め切り間近

 夏休みも終わりに近づき、「第6回高校生理科研究発表会」の締め切りもあと2週間と迫ってまいりました。先生方、残暑厳しい中、生徒さんへのご指導ほんとうにご苦労様です。

  今年の発表メイン会場は、これまでの「けやき会館」から教育学部を中心とする会場へ変更となります。また改めて詳しい内容をご連絡いたします。

 今年の講演は東京大学大学院の早水 悠登さんの「理科研究との付き合い方」、そして県立佐倉高校の飯島 章先生と、県立東葛飾高校の高石 哲男先生による「Students, Be Explorers. 研究者になって世界に羽ばたこう」〜ISEF2012視察報告〜 の2本です。生徒さんたちに、研究することの魅力を大いに感じ取っていただきたいと思います。詳しくは以下をご覧ください。
http://koudai.cfs.chiba-u.ac.jp/koen2012.html

  不思議なことに、「粘りに粘った発表前日に大きな発見があった」というエピソードはいろいろな方から聞きます。どうぞ前日の9月28日(金)まで粘りに粘っていただきたいと思います。

 ただし申し込み締め切り9月5日(水)24:00を必ずお守りください。この時刻を1秒でも過ぎた場合は受け付けられませんので、ご承知おき願います。
 また毎年、@タイトルが28字をオーバーしている。分野別の記載がない A生徒の氏名・ふりがなが抜けている B研究代表者に○印がついていない C発表要旨が300字をオーバーしている などの不十分な申込があり、苦労しております。申込後の研究内容やメンバーの変更・訂正も基本的にできません。

  どうぞ、以下の応募方法を十分吟味の上、必ず先生の手で、くれぐれもお間違いのないようお申し込みくださるようお願いいたします。 
http://koudai.cfs.chiba-u.ac.jp/oubo6.htm

 今年も皆さんとの活気あふれる研究発表の1日を、スタッフ一同楽しみにしております。

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【編集後記】

  【1】の「第2回千葉サイエンススクールフェスティバル」の昼休み、DNAの抽出実験を担当している女子3人組をインタビューしました。ふだんは「ナガミヒナゲシの種子拡散」(現在大量に雑草化して問題になっている)と「ワサビの抗菌作用」を研究しているとのこと。
  研究の魅力は何ですかと尋ねると、まずはテーマ選びでとってもワクワクすること。実験に入ってからは、普段の授業と違って、何が出てくるかわからない期待感、そして何よりも、難しいけれど小さな発見をしたときの充実感、とのことでした。
  また、プレゼンテーションで、皆さんが聞いてくれることがとっても楽しくて勉強になるとも。主婦の方などから思わぬところでヒントをいただいて研究にも役立ちます、と笑顔ではつらつと答えてくれました。研究熱心な生徒たちの目の輝きには、いつも心が弾みます。
  みなさん。9/29の「理科研究発表会」でまたお会いしましょう。

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野曽原友行

千葉大学高大連携企画室
tel:043-290-3526
fax:043-290-3962
E−mail:t-nosohara@faculty.chiba-u.jp











 
   
 
 
 
 


 
 



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