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千葉理数教育高大連携ニュース NO69(2013.06.17)

【1】「第3回千葉サイエンススクールフェスティバル」の開催について
【2】「2013年第1回千葉大学化学教育懇談会」の開催について
【3】千葉大学主催「第7回高校生理科研究発表会」募集要項・掲載
【特別寄稿】ISEF2013に参加して
                  (千葉県立千葉東高校教諭  北川輝洋
                  千葉県立長生高校教諭    橋本稔克)
【編集後記】

 

【1】「第3回千葉サイエンススクールフェスティバル」の開催について

  県立船橋高校は平成23年度文部科学省指定コアSSH(地域の中核的拠点形成)として、「千葉サイエンススクールネット」に取り組んでいます。その一環として第3回千葉サイエンススクールフェスティバルが下記の要領で開催されることとなりました。
  関心のある児童・生徒に周知していただくとともに、多数の皆様のご来場を期待します。

*「千葉サイエンススクールネット」については以下をご覧ください。
    http://www.chiba-ssnet.com/

目的:科学的創造力のある人材を育成する全県的学校ネットワークシステムの構築に向けて、小・中学生の興   味・関心を喚起して高校の取り組みにつなげ、また、高校における探究活動を活性化する。
日時:平成25年8月3日(土)10:00〜15:00
場所:千葉工業大学津田沼キャンパス6号館
主催:千葉サイエンススクールネット(平成23年度文部科学省指定コアSSH)
後援:千葉県教育委員会 千葉工業大学
内容:(1)高校生による児童・生徒向け実験工作展60件程度
    (2)高校生による科学研究紹介
    (3)大学や企業による出展 数件程度
    (4)講演会 児童生徒向け講演会 3件程度  
対象:SSネット連携小・中学校児童・生徒、SSネット連携高校生徒、ほか一般(すべて入場無料)

参加機関
千葉県立船橋高等学校 市川学園市川高等学校 千葉県立長生高等学校
千葉県立柏高等学校 千葉市立千葉高等学校 千葉県立千葉高等学校
千葉県立千葉東高等学校 千葉県立東葛飾高等学校 千葉県立佐倉高等学校
千葉県立木更津高等学校 千葉県立安房高等学校 千葉県立袖ヶ浦高等学校
成田高等学校 千葉県立我孫子高等学校 千葉県立佐原高等学校 (予定)
千葉工業大学 東邦大学 ほか(予定)

連絡先
コアSSH事務局 千葉県立船橋高等学校
〒273-0002 船橋市東船橋6-1-1
Tel:047-422-2188/2189  Fax:047-426-0422
担当 教頭  三木信夫
SS部  吉田昭彦 fwht0701@nifty.com

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【2】「2013年第1回千葉大学化学教育懇談会」の開催について

  2013年の「第1回化学教育懇談会」を下記の要領で開催いたしますので、ご参加下さいますようお願い申し上げます。
  今回は、「企業に研究開発してほしい未来の夢 アイデア・コンテスト」で受賞した3名の大学院生の講演を行います。その後、「エネルギー」をキーワードとして、大学院工学研究科の矢貝史樹准教授が「太陽電池」、
星永宏が「燃料電池」に関する最新の研究成果を紹介します。
  講演後、無料の懇親会を準備しておりますので、こちらにもご参加下さい。

日時: 2013年7月5日 (金) 17:00〜19:05 講演会
                 19:15〜20:15 懇親会 (無料)
場所:千葉大学工学部1号棟3階視聴覚室
   (JR西千葉駅から徒歩3分。千葉大学の南門を入って右手に見える5階建ての建物が1号棟)

<プログラム>
17:00〜17:45 第5回 企業に研究開発してほしい 未来の夢 アイデア・コンテスト受賞者の講演
   17:00〜17:15 (株)デンソー賞 「モーションキーシステム−3M 〜決めポーズで爽快開錠〜」
          横畑 敦 (千葉大学大学院工学研究科博士前期課程2年)
   17:15〜17:30 大日本印刷(株)賞 「歴史ヴィジュアル化」
          菅原丈博 (千葉大学大学院工学研究科博士前期課程2年)
   17:30〜17:45 東レ(株)賞 「バスポンプ用浄水器」
          森屋静香 (千葉大学大学院工学研究科博士前期課程2年)

17:45〜18:25 「超分子太陽電池への挑戦」
        矢貝史樹 (千葉大学大学院工学研究科・准教授)

18:25〜19:05 「アトムテクノロジーとナノテクノロジーによる燃料電池触媒の高活性化」
        星 永宏 (千葉大学大学院工学研究科・教授)

参加申し込み締切日:2013年6月28日(金)
参加申し込み方法: 以下の情報を星 永宏まで
             E-mail(hoshi@faculty.chiba-u.jp)
          でお送り下さい。
・お名前・学校名
・懇親会の出欠
・交通費補助の要・不要

担当者:
千葉大学大学院工学研究科共生応用化学専攻
日本化学会関東支部幹事
星 永宏
E-mail: hoshi@faculty.chiba-u.jp
Phone&FAX: 043-290-3384

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【3】千葉大学主催「第7回高校生理科研究発表会」募集要項・掲載

  今年第7回を迎える千葉大学主催「高校生理科研究発表会」は、9/28(土)、昨年と同じく千葉大学西千葉キャンパスの教育学部を中心とする会場で開催されます。その募集要項を以下のウェブサイトに掲載いたしました。 第6回までとは応募方法が変わりましたので特にご注意ください。今年も多数の皆様のご参加を期待しております。
      http://koudai.cfs.chiba-u.ac.jp/happyoukai%20oubo/oubo7.htm

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【特別寄稿】ISEF2013に参加して
                                    (千葉県立千葉東高校教諭 北川輝洋
                                     千葉県立長生高校教諭   橋本稔克)


1.千葉県立千葉東高校教諭  北川輝洋

  2013年5月12日(日)〜5月19日(日)の日程で、アメリカのアリゾナ州フェニックスで開催されたISEF2013の視察に参加させていただきました。日本代表のファイナリスト3組とサイエンスリポーター3組に密着しながら、 とてもバラエティに富んだ8日間でした。いくつかの項目に分けて報告させていただきます。
【砂漠の中の街】
  フェニックスは砂漠気候で空気がとても乾燥した街だと聞いていたのですが、空港から外に出たときのあの暖かい乾いた空気と肌に刺さるような強い日差し、澄み渡る青い空、町中にも点在するサボテンやアロエがとても印象的でした。
【広い会場】
  ISEF2013の会場となったフェニックスコンベンションセンターはファイナリストのためのリソースセンターや館内無線LANが完備され、さすが今回で64回目を迎える発表会と思わせる徹底的な気配りがなされていました。審査会場となった展示場は、1200を超えるポスターが余裕を持って掲示され、さらにその間を審査員の方々が自由に動けるように、ストレスを感じないように配置されていました。
【幅広い分類】
  日本では物理・化学・生物・地学・数学・情報で大きく分野分けされていますが、ISEFでは動物行動学、行動科学および社会科学、生化学、細胞・分子生物学、化学、コンピューター科学、地球惑星科学、電気工学・機械工学、材料工学・バイオエンジニア、エネルギー・運輸、環境管理、環境科学、数学、医学・健康科学、微生物学、物理学・天文学、植物科学、の17のカテゴリが策定されていました。かなり細かく分類されていたので改めて驚きました。そして私自身の視野の狭さを痛感したとともに、研究テーマはどこにでも見つけられ、さらにいろいろと発展していくものだと、課題研究の奥深さを改めて感じました。
【世界の高校生】
  何人かの学生に話を伺う機会がありました。E85について研究発表していたテキサス州の学生の場合、研究の動機を「試験にパスして近くの大学の施設を使用できるようになったのでこの研究を始めた」と話してくれました。またバイオディーゼルの触媒開発について研究発表したマレーシアの学生は「自分の父親がパームオイルの工場で働いていてパームオイルの殻がもったいないと思って触媒開発の研究に興味を持った」と話してくれました。どちらの学生も平日の授業が終わってからや週末に大学に出向いて実験を行っていたようで、大学の施設を利用できるチャンスを積極的に利用するような意欲を強く感じました。ただどこの国の学生さんもきれいな瞳で、日本の高校生の皆さんと同じごく普通の学生さんでした。
【日本の高校生の奮闘】
  日本代表のファイナリストの皆さん、10時間のフライトを終え現地到着すぐに発表会場に行きブースのチェックをし、その夕刻にはピンバッジ交換会を楽しんでしまう、その活力に感激しました。その翌日から審査会当日までは取材や準備で自由に動ける時間がほとんど無いのですが、夜の10時にホテルに帰着、その後寝る間も惜しんで12時半まで発表の練習を、翌朝は6時半に出発という生活でした。彼らにはISEFに参加するまでの道のりで大変な努力があったからこそ、ISEF2013を乗り切れたのだと思いました。そして大きな財産になったことと信じます。
  以上、8日間で印象に残ったことをまとめました。帰国して日常生活に戻りましたが、いまだにISEF2013で出会った学生たちの真剣な眼差しと会場の興奮がふとした瞬間によみがえります。ぜひ一人でも多くの高校生にあの興奮を経験させられるよう、多少なりとも力添えができればと思っております。
  今回派遣していただいた千葉大学はじめお世話になりました朝日新聞、JTBの皆さまには大変感謝しております。この場を借りてお礼申し上げます。また、今回の派遣を認めてくださりました本校 渡邊茂通 校長及び学校の教職員の皆様には派遣中を含め、その前後に多大なるご協力をいただき深く感謝申し上げます。


2.千葉県立長生高等学校教諭 橋本 稔克

  5月12日から6日間、アメリカ・アリゾナ州・フェニックスで開催されたISEF( International Science and Engineering Fair)の視察に、参加させていただきました。日本からファイナリストとしてISEFに出場するには
JSEC(高校生科学技術チャレンジ)、またはJSSA(日本学生科学賞)で上位入賞しなければなりません。私は今回JSECからのファイナリスト達と、行動を共にする形で1週間過ごしました。
  ISEFはファイナリスト達によるポスター発表会だけでなく、交流のためのピンバッジ交換会、ノーベル賞受賞者によるパネルディスカッション、ダンスパーティー等様々なイベントがあります。ファイナリストのみならず、見学者も楽しめる科学の祭典でした。
  まず、会場に到着して驚いたのは、ISEFの規模の大きさです。70以上の国と地域からの若手研究者が一堂に会してポスター発表をします。会場であるフェニックスのコンベンションセンターのエキシビションホールには1200を超えるポスターブースが設置され圧巻でした。賞金総額も300万ドルと桁違いです。日本では理系≒根暗なオタクというイメージがあります。しかし、オープニングセレモニーに集まったファイナリスト達は、皆非常に明るく社交的な若者達でした。また、女性の割合が高いことにも驚きました。研究内容は17のカテゴリーに分類されます。日本の高校生はあまり研究していないBehavioral &Social sciences(行動科学・社会科学)やEnvironmental Management(環境管理)にも多くのポスター発表がありました。また、Medicine & Health
Sciences(医薬品・健康科学)では、ガン細胞に関する研究発表が多かったことが新鮮な驚きでした。
  ファイナリスト達は、審査会の日は一日中審査員に英語でプレゼンと、質疑応答をします。事前に十分な準備を重ね、必要に応じて通訳に手伝って貰うとはいえ、日本のファイナリスト達にはとても大変だったようです。しかし、翌日の一般公開での自信に満ちたプレゼンテーションや、他国のファイナリスト達との交流の様子を見ていると、彼らがこの数日で大きく成長したと感じました。同行したファイナリストの一人は、審査会後に「研究を極めるだけでなく、社会の発展にいかに役立てられるのかを見通した上で発表することが大切だ」 とコメントしていました。Grand Award表彰式では、JSSAからのファイナリストである田中堯くん(千葉県立千葉高等学校2年)がEARTH&PLANETARY SCIENCE部門のBest of Categoryを受賞しました。日本人では初受賞です。受賞の瞬間、会場の日本人の盛り上がりは最高潮に達しました。
  今回の視察で最も感じたことは、日本の高校生がISEF等の国際舞台に進出して活躍していくためには、まず語学力とコミュニケーション能力の向上が必要であるということです。私は英語が苦手なので、積極的にポスター発表を聞いたり、質問したりはできませんでした。自分の考えを正確に英語で伝えられる語学力と、他人と議論やコミュニケーションができる英語力があれば、どれだけ世界が広がるでしょうか。ぜひ、高校生には研究内容の深化とともに、英語力とコミュニケーション能力を育てて貰いたいです。JSECからリポーターとしてISEFに参加した高校生たちも、同様な感想を持っているようでした。私もこの視察の経験を生かし、生徒の課題研究等を指導していこうと思います。
  最後に、今回の視察の機会をくださった千葉大学関係者の方々、また派遣を認めてくださった見田豊茂校長先生ほか、関係者の皆様に深く感謝申し上げ、私のレポートを終わらせていただきます。

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【編集後記】

  故盛口 襄先生が「安房科学塾」をつくったのは1972年のこと。2001年からは野曽原が事務局となり、昨年で41回を数えました。師走の28日、北は岩手、西は岡山まで全国約25人の理科大好き教員が集まり、夜中までレポート発表し、実験を行い、科学論や教育論に花を咲かせます。
  東京大学大学院教授の鍵 裕之先生が、そんな「安房科学塾」を訪れたのは2006年でした。「面白くて抜けられなくなった」先生は、それから塾の常連となり、一人25分の制限時間を守って毎回、化学の最先端研究を楽しくアレンジして発表してくれます。
  そしてこのたび、「第7回高校生理科研究発表会」の講演も二つ返事で引き受けてくださいました。先生は地球化学者であり、最近は特に超高圧物質科学を研究されています。また中学校理科の教科書も執筆されるなど、理科教育にも深く関わっています。鍵先生の講演内容等は、次回のニュースで紹介させていただきます。

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野曽原友行

千葉大学高大連携専門部会
tel:043-290-3526
fax:043-290-3962
E−mail:t-nosohara@faculty.chiba-u.jp
























 
   
 
 
 
 


 
 



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