千葉大学|高大連携企画室

 

   
       
                 

 



 
千葉理数教育高大連携ニュース NO75(2013.12.19)

【1】理科自由研究・課題研究に関する教員研修会のおしらせ
【2】JSEC(高校生科学技術チャレンジ)の結果が発表されました
【編集後記】

 

【1】理科自由研究・課題研究に関する教員研修会のおしらせ

                                     千葉市科学館 館長 大高一雄  

 いつの間にか寒さに震える季節になりました。皆様はお元気に御活躍のことと思います。
 理科自由研究に関する中学と高校の教員の研修会を千葉市科学館主催、千葉大高大連携専門部会共催、千葉市教育委員会の協力で、JST支援の下に下記の趣旨とプログラムで、開催します。理科の自由研究・課題研究や生徒の発表会がしだいに盛んになってきているのは喜ばしいことです。それらはひとえに指導の先生方のご努力の結晶です。しかし、中には、取り巻くいろいろな問題の解決に悪戦苦闘する悩み多い日々を過ごされている方、あるいはともすれば挫折感を感じている方も多いのではないでしょうか。
  この研修会は、そういう理科の自由研究と課題研究をめぐる諸問題をどうやってクリアしているか、自分はいかに思いあぐねているかなど現場の教師の体験を率直に披露しあって、クローズアップされた諸問題について実践を通した経験と悩みをみなで共有し、今後に生かそうとする試みです。3人の
方に御自分の経験に即した話題提供をお願いしました。

                 記

1.日時:平成26年2月22日(土) 10:00−16:30

2.場所:千葉市科学館 9階科学工作室
      (交通費支給、参加者は無料で入館できます)

3.プログラム:時間は目安です。適宜休憩時間がはいります.

○ 市川高校の課題研究への取り組み (10:00−10:45)
    市川学園高等学校 細谷 哲雄
     討論(10:45−12:00)
○ 理科への興味関心のかき立てに向けての私のアプローチ (13:00−13:45) ?
    東海大学付属望洋高等学校 福島 章喜
     討論(13:45−15:00)
○ SPPやSSHの応募に至るまでの、また、採択後の諸問題 (15:00−15:45)        
   JST 田辺 新一
     討論(15:45−16:30)

4.申し込みあてさき(今から可能です。締め切り 2月10日(月))

千葉大高大連携専門部会 野曽原友行
お名前、所属、連絡先の電話番号とメールアドレスをお伝えください
電話:043−290−3526  
メール:t-nosohara@faculty.chiba-u.jp
問い合わせ:千葉市科学館  大高一雄 
電話:043−308−0519  
メール:kazuo.ohtaka@kagakukanQ.com

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【2】JSEC(高校生科学技術チャレンジ)の結果が発表されました

 本年度のJSECは12月7日(土)・8日(日)、日本科学未来館にて最終審査会が実施され、審査の結果、ファイナリスト30研究から各賞の受賞者が決定し、表彰式が行われました。
 千葉県からは薬園台高校から1研究、市川高校から2研究が、ファイナリストに選ばれましたが、薬園台高校3年 本松千波さんの「縞状鉄鉱層の形成過程」がJSスチール賞を受賞しました。おめでとうございます。
  詳しくは以下のウェブサイトをご覧ください。
http://www.asahi.com/shimbun/jsec/

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【編集後記】

 優れた科学理論は、提唱者の意図や信念とは関係なく、内に発展の「客観的機会」を含んでいると言います(カール・ポパー 科学哲学者)。
 マクスウェルは、彼の電磁気理論が電磁波の存在を予言していることを(ましてや相対性理論に発展することなど)知らなかったし、ドルトンは彼の原子論が原子構造理論に発展するなど夢にも思っていませんでした。

 こんなに壮大なことではなく、高校生の課題研究においてさえ、優れた研究は「客観的機会」を多く含んでいるものです。そのような研究から、さらに「発展した優れた研究」の例がたくさんあります。
 つまり指導者の重要な役割の一つは、できれば生徒と一緒に、魅力を感じた優れた研究の中から、そのような「客観的機会」を探し出すことだと言えるでしょう。
 人のやった研究は、もはややり尽くしてしまったという印象が強いものですが、決してそんなことはありません。過去の研究を追試することは、まさに宝の山だと思います。
  だからこそ課題研究指導ではいろいろな分野の、いろいろな実践をしている人たちの交流が必要なのです。
 2/22の研修会には多くの先生方がおいでくださることを願っています。

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野曽原友行
千葉大学高大連携専門部会
tel:043-290-3526
fax:043-290-3962
E−mail:t-nosohara@faculty.chiba-u.jp


























 
   
 
 
 
 


 
 



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