千葉大学|高大連携企画室

 

     
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千葉理数教育高大連携ニュース NO79(2014.4.14)

【1】県立船橋高校と市川高校がSSH新規指定に採択されました
【2】「君も物理チャレンジを!」講習会 締め切り間近
【3】今年度の「千葉大学高大連携専門部会」について
【編集後記】


 

【1】県立船橋高校と市川高校がSSH新規指定に採択されました

  平成26年度SSH新規指定の発表があり(3/28)、「実践型」5校の中に県立船橋高校と市川高校が選ばれました。期間は平成26〜30年の5年間です。
  応募校数41のうち、「 開発型」4校を含めて採択はわずか9校ですから、まさしく船橋高校と市川高校の日々の努力のたまものと言えましょう。

  なおこれとは別に県立船橋高校は、期間3年の「科学技術人材育成重点枠採択校」にも選ばれました。こちらも応募20校中、採択4校の狭き門でした。

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【2】「君も物理チャレンジを!」講習会 締め切り間近

  前回もお知らせしましたが、今年も「物理チャレンジ」に挑戦する高校生のための講習会を千葉大学先進科学センターの主催で開催します。
  日程は5/6(火・祝)、5/11(日)、6/8(日)、6/15(日)の4日間、場所は6/15のみ千葉大学で、最初の3日間は千葉市科学館で開催します。申し込み締め切りは4/18(金)と間近です。先生方、物理が好きな生徒さんに是非お声をかけてください。
  詳しい内容、申し込み方法等は以下のウェブサイトをご覧ください。チラシも印刷できます。
http://www.cfs.chiba-u.ac.jp/event/140318.html

  *申し込み受付は先着25名です。締め切り日以前でも定数に達した場合、その後はご遠慮いただくことに    なりますのでご承知おきください。

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【3】今年度の「千葉大学高大連携専門部会」について

  千葉大学高大連携専門部会は、今年度も工藤 一浩部会長(工学部電気電子工学科教授)を中心に以下のスタッフ が担当いたします。
  なお、勤務日が来月から変わります。そのことも含めまして今年度もどうぞよろしくお願いいたします。

4月中の勤務日
五十嵐和廣・・(火)(水)   10:00〜17:00
野曽原友行・・(月)(火)(木)10:00〜17:00
小野寺重喜・・(月)〜(金)   9:00〜16:00

5月以降の勤務日
五十嵐和廣・・(月)(火)   10:00〜17:00
野曽原友行・・(火)(木)(金)10:00〜17:00
小野寺重喜・・(月)〜(金)   9:00〜16:00

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【編集後記】

  小保方さんの報道を見て、25年前の「常温核融合事件」を思い出した方も多かったのではないでしょうか。ちょっと長くなりますが、当時県立千葉高校で生徒向けにに配布した「化学ニュース」の一部を紹介します。

   米ユタ大学で驚くべき発表があった。なんと室温で重水を白金・パラジウム電極で電気分解するだけで核 融合が起こったというのだ。投入したエネルギーの数百倍ものエネルギーが発生し、パラジウム電極が融け て蒸発し吹き飛んだこともあるという。こんな多量のエネルギー発生は核融合が起こったとしか考えられない と発表者のユタ大学ポンズ教授、サザンプトン大学フライシュマン教授は主張する。二人とも第一線で活躍し ている科学者であり、とくにフライシュマン教授はその分野の世界的権威とあって、世界中の専門家たちは「 信じられない」と思いつつ、妖しい魅力に惹かれ、かの「超伝導物質」をしのぐ大フィーバーが巻き起こってい る。
  ・・・・・・・(中略)・・・・・・・
   発表に刺激され、多くのグループが実験の追試を独自の工夫を盛り込んで行っているが、きわめて再現性 が悪いのがこの実験の特徴であり、また中性子の発生もごく微量で、天然のバックグラウンドと区別がつけに くいという難点もある。したがって批判的な科学者も多く、原子物理学の有馬東大学長などは「核融合がそん なに簡単に起こるなら物理をやめる。坊主になる」と手厳しい。
・・・・・・・・(中略)・・・・・・・
   東工大は最近、同様の方法で中性子の検出に成功した。また名古屋大は重水素中、パラジウム電極で高 圧放電することによりやはり中性子を検出したという。また米ブリガムヤング大のジョーンズ教授は東大宇宙 線研究所と共同で神岡鉱山地下1000mでこの追試を今年末から始めるという(1990)。ここなら天然の中性 子も入り込めないからだ。
   張本人のフライシュマン教授は依然強気の姿勢を崩していない。すでに200もの企業と実用化への契約を 結んでいる。彼には極秘の切り札があるのだと信じる人も多い。人騒がせな事件に終わるか、20世紀最大の 大発見となるか、興味は尽きない。あと2,3年が勝負の分かれ目だろう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  千葉高校の反響で面白かったのは、化学好きの生徒たちは支持派であり、物理好きは反対派が多かったことです。先生も同じで、課題研究の第一人者当時渋谷幕張高校のM先生は、「見ていなさい。きっと証明されるから」と熱く語り、物理教育の大家、千葉高校のI先生はただ笑っていました。
 
  そこで私がこの事件で感じたことは、価値観とは無縁に見える科学研究も、科学者に限らず高校生でさえ、しっかり「価値観を背負っている」ということ。そしてそれにもかかわらず「科学は徹頭徹尾客観的である」ということでした。
  今回のSTAP細胞も、「操作は簡単だが、再現が難しい」という点でよく似ており、どうも怪しげですが、政治や経済、社会の決めごととは違って、力関係で決着がつくことは決してなく、自然の事実だけが客観的に真偽を明らかにすることでしょう。
  個人的には「常温核融合」の時感じたのと同様、本当であってほしいと願う一人なのですが、皆さんはいかがでしょうか。

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野曽原友行
千葉大学高大連携専門部会
tel:043-290-3526
fax:043-290-3962
E−mail:t-nosohara@faculty.chiba-u.jp




















 
   
 
 
 
 


 
 



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