千葉大学|高大連携企画室

 

   
       
                 

 



 
千葉理数教育高大連携ニュース NO86(201411.13)

【1】千葉県科学作品展科学論文の部(高等学校)受賞者発表
【2】2014年第2回千葉大学化学教育研究懇談会のご案内
【3】国際科学オリンピックの結果
【編集後記】


 

【1】千葉県科学作品展科学論文の部(高等学校)受賞者発表

  平成26年度千葉県児童生徒・教職員科学作品展の受賞者が発表されました。そのうち科学論文の部(高等学校)の受賞者は以下の通りです。これら特別賞6件は「日本学生科学賞中央審査」へと進みます。
  なお、県知事賞の芝浦工業大学柏高校と理科部会長奨励賞の千葉県立柏高校の作品は、千葉大学主催「第8回高校生理科研究発表会」においても発表されました(県立柏高校が優秀賞受賞)。

・千葉県知事賞
「銀樹に現れる赤褐色の物質の研究」
芝浦工業大学柏高等学校
2年科学部

・千葉県教育長賞
「殻無し卵孵化への挑戦!U −保温0時間割卵− 」
千葉県立生浜高等学校
3年
新井千恵
市原笑望
堰代百佳

・千葉市教育長賞
「房総丘陵のヒメコマツの保全に関する研究」
千葉県立君津青葉高等学校
2・3年森クラブ同好会

・千葉県高等学校教育研究会理科部会長賞
「嶺岡帯の変成岩の調査」
千葉県立長生高等学校
3年
溝花 優果

・千葉県総合教育センター所長賞
「ペットボトル振動子の周期解析」
市川高等学校
3年
青木 敦貴

・千葉県高等学校教育研究会理科部会長奨励賞
「ヘドロセラミックによる有機物の吸着
      〜ヘドロ採取場所による吸着量の違い〜」
千葉県立柏高等学校
3年
板谷 亮太
竹上 怜
彦坂 佳尚

優秀賞、優良賞を含む受賞者の詳細は以下をご覧ください。
http://db.ice.or.jp/nc/?action=common_download_main&upload_id=14880

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【2】2014年第2回千葉大学化学教育研究懇談会のご案内

 2014年第2回千葉大学化学教育研究懇談会を下記の要領で開催いたしますので,ご参加下さいますようお願い申し上げます。
 今回は,新しい炭素材料について、山田泰弘先生と串田正人先生に最新の研究成果を紹介していただきます。炭素は、古くからダイヤモンドやグラファイトが知られていますが、最近ではフラーレン、カーボンナノチューブ、グラフェンの研究者がノーベル化学賞の受賞者や候補になるなど、たいへん大きな注目を集めております。
 講演後,無料の懇親会を準備しておりますので,こちらにもご参加下さい。

                     記
日時: 2014年12月4日(木) 
    17:00 〜18:15 講演会
    18:25 〜19:40 懇親会 (無料)
場所: 千葉大学西千葉キャンパス・松韻会館・大会議室
地図:http://www.cfs.chiba-u.jp/koudai/pdf/kasidashipdl/syoinkaikanntizu.pdf



<プログラム>
1.  17:00〜17:35 山田泰弘助教 (千葉大学大学院工学研究科)
        「炭素材料の合成とその評価」

2.  17:40〜18:15 串田正人准教授 (千葉大学大学院工学研究科)
        「カーボンナノチューブの燃料電池への応用」

   18:25〜19:40 懇親会
※ 講演時間には質疑応答も含む

参加申し込み締切日:2014年11月27日(木)
参加申し込み方法:
以下の情報を岸川圭希までE-mail(kishikawa@faculty.chiba-u.jp)
お送り下さい。
・お名前・学校名
・懇親会の出欠
・交通費補助の要・不要

担当者:
千葉大学大学院工学研究科共生応用化学専攻
日本化学会関東支部幹事
岸川 圭希
E-mail: kishikawa@faculty.chiba-u.jp
Phone&FAX: 043-290-3238

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【3】国際科学オリンピックの結果

 本年度の科学オリンピックの結果がすべて出そろいました(分野の後の( )は代表人数、金、銀、銅の後の( )は昨年の人数)。

        金    銀   銅
物理(5)・・・0(0) 4(2) 1(3)
化学(4)・・・1(0) 2(4) ?1(0)
生物(4)・・・1(1) 3(3) ?0(0)
地学(4)・・・3(1) 0(3) 1(0) 
数学(6)・・・4(0) 1(6) 1(0)
情報(4)・・・1(1) 2(2) ?1(0)
地理(4)・・・0(0) 1(1) 0(1)
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合計・・・・・・10(3) ?13(21) ?5(4)

詳しくは千葉大学高大連携専門部会のウェブサイト「科学技術コンテストのご案内」http://www.cfs.chiba-u.jp/koudai/kagakugijutu-contest.html
からそれぞれのコンテスト結果をご覧ください。

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【編集後記】

 今月号の高大連携ニュースから 御須 が担当することになりました。微力ではありますが少しでも皆様方にとって有意義な情報を提供するように努力したいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
 皆様方には9月27日に行われた、「高校生理科研究発表会」の開催に際しお力添えをいただき、本当に有難うございました。あらためて御礼申し上げます。
 さて、この発表会の発表テーマの中で幾つか印象に残ったものが有りました。その中から1つご紹介をしたいと思います。
 生物農薬という言葉をご存じでしょうか。生物を農薬代わりに使おうというものです。テントウムシが害虫のアブラムシを大量に食べ「生物農薬」として働くことを利用したものです。しかも特殊な方法で成虫になっても飛ぼうとしない、あるいは飛べないように特別に細工をしたテントウムシなのです。散布した畑でどんどんアブラムシを食べてくれます。ちょっと考えると、遺伝子操作やRNA干渉(ノーベル賞)などの高等技術を使う方法が思い浮かびますが、そこは高校生が考えたこと、まさにローテク、羽を接着剤でとめてしまおうというわけです。しかも一定の時間が過ぎ役目を終わったテントウ虫の接着剤は剥がれ落ち、やがてテントウ虫は自然に帰っていくという研究です。
 てんとう虫は枝木などを上へ上へと登っていく習性がありけっして降りようとしないといいます。そして、先端まで来ると羽を広げて飛んでいく習性があります。この様子はまるで太陽に向かって飛び立つように見えたことから、おてんとさまに向かって飛んでいくという意味で、天道虫と名付けられたのだそうです。
 発表会に参加した生徒には今後とも研究を決してあきらめることなく地道に努力し、天道虫のように高みに向かって歩み続けてもらいたいも
のです。

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御須 利

千葉大学高大連携企画室
tel:043-290-3526
fax:043-290-3962
E-mail:misu@chiba-u.jp

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