千葉大学|高大連携企画室

 

   
       
                 

 



 
千葉理数教育高大連携ニュース NO92(2015.5.1)

【1】第9回高校生理科研究発表会の日程について
【2】第9回高校生理科研究発表会応募数の事前調査について
【3】千葉大学理学部生物学科サマースクールに参加してみませんか?
【4】発表要旨に出現した「単語」の出現頻度について
【編集後記】

 

 



【1】第9回高校生理科研究発表会の日程について

  第9回高校生理科研究発表会の日時と場所、応募期間が決定されましたので発
表します。
  詳しい募集要項、応募方法などについては決定次第発表いたします。

  開催日時 : 平成27年9月26日(土)8時30分~17時   
  会  場 : 千葉大学西千葉キャンパス (千葉市稲毛区弥生町1-33)
         「体育施設」を中心に開催します
         (千葉大学キャンパスマップ参照)
  応募期間 : 平成27年8月25(火)~9月1日(火)正午(必着)
 
  準備の都合が有りますので応募書類ができ上がり次第できるだけ早めに応募し
てください。


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【2】第9回高校生理科研究発表会応募数の事前調査について
 
  昨年度は第8回高校生理科研究発表会へのご協力ありがとうございました。
  現在、第9回の発表会に向けて準備を進めていますが準備の都合で本年度の発
表予定数を把握したいと思います。
  見込み数で結構ですので学校名、分野、発表予定数を 御須宛てメールでお知
らせ頂ければ幸いです。


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【3】千葉大学理学部生物学科サマースクールに参加してみませんか?

  理学部生物学科では、夏休み期間中に高校生を対象としたサマースクールを行
ないます。このサマースクールでは、大学教員による生物学に関する講義や実験
を実際に体験することができ、書物やインターネットからは得ることのできない
生物学の醍醐味や大学で行なっている研究の雰囲気を味わうことができます。ぜ
ひこの機会にサマースクールに参加してみませんか?

平成27年度 千葉大学理学部生物学科サマースクール
「融通無碍な生体膜:細胞膜系のダイナミックな動きを観察する」
     (世話人:松浦 彰、寺崎朝子)

本サマースクールでは、
融通無碍な細胞膜系の研究の一端に触れ、生物学研究の醍醐味を経験できます。
融通無碍な研究者を志す、高校生諸君の参加を歓迎します。
*融通無碍(ゆうずうむげ):
     「宇宙万物が支え合って調和ある世界を保つ状態」
     「これまでの考え方や行動に囚われない自由な様子」

•日時:
平成27年8月6日(木)、8月7日(金)10:00~17:00

•講義および実習の内容と担当教員:
8月6日(木) 担当教員:松浦 彰、板倉英祐
     午前:講義「細胞内膜の構造、機能とその制御」
     午後:実験「酵母と培養細胞を用いたオートファジーの観察」

8月7日(金) 担当教員:寺崎朝子、浦 聖恵
     午前:講義「神経ネットワークの形成と仮足の運動」
     午後:実験「ニワトリ胚の解剖、神経細胞の観察と画像解析」

•場所:
     千葉大学 西千葉キャンパス (千葉市稲毛区弥生町1-33)
     集合場所: 理学部 3 号館 6F セミナー室
     アクセスは理学部生物学科HPをご覧ください。

•対象:
     高校生で、8月6日、8月7日の両日とも受講できる方
     特に高校「生物」レベルの遺伝子や遺伝子発現についての
    知識があると,理解が深まりますので,これらについての
    知識がある高校2、3 年生を優先します。

•受け入れ人数: 8 名
•費用: 無料
•募集要項のURL http://life.s.chiba-u.jp/bio/
  (入学案内下に”サマースクール”とあります)
•問い合わせ先:
     〒263-8522 千葉市稲毛区弥生町1-33
    千葉大学理学部生物学科
     サマースクール担当者 松浦 彰
     E-mail: summerschool.h27@gmail.com



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【4】発表要旨に出現した「単語」の出現頻度について

  平成20年~平成26年までの高校生理科研究発表会の発表要旨に出現した
「単語」の出現頻度を分析してみました。分析用のプログラムはエクセルVB
Aで作りました。ご連絡頂ければプログラムを差し上げます。
  分析結果は添付ファイルをご覧ください。
  研究テーマを見つけるための参考資料としてご活用頂ければ幸いです。
 
     
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【編集後記】

  ロッシェル塩でマイク、スピーカーを作ってみました。ポイントはやはり綺麗
な結晶を如何に作るかということに尽きます。まず温度と濃度が安定した飽和溶
液を作り、それを数滴シャーレに取り出して暫くすると結晶ができ始めます。実
体顕微鏡の下で綺麗な結晶に細い糸を押し当てていると糸が結晶の中に飲み込ま
れ接着するのでそっと吊り上げます。この種結晶を元の飽和溶液に入れ一日放置
します。つまり昼と夜の温度差を利用するのです。情報によると大きな結晶を作
るには一日に0.3℃~0.6℃の割合で溶液の温度を下げるのが良いとのことですが
あまり気にすることはないようです。
  雑な方法ですがシャーレに飽和溶液を入れて暫くすると蒸発や温度変化のため
に雑結晶が沢山できます。この中から比較的大きな物を選び出してもよいようで
す。その場合は結晶軸がはっきりしませんがあまり気にしなくてもある程度の音
は出ます。
  次に、1cm四方以上の大きさの結晶ができたらX軸に垂直な面を紙やすりで削
って厚さ0.1mmの黄銅板にエポキシ系接着剤で接着します。接着完了後に紙やす
りで0.3mmの厚さになるまで削り薄くします。薄くなったロッシェル塩の表面に
アルミ箔をエポキシ系接着剤で接着してリード線を取り付ければ完成です。
  ラジオのイヤホーン端子の出力をそのまま振動体の電極に接続しても良いので
すが出力トランス、ST-32(1.2kΩ-8Ω)を使って昇圧してから接続すると音は
大きくなります。
  紙数の関係で言い尽くせませんが、実際実験してみると様々な問題が浮かび上
がってきてその都度改善や工夫をして楽しみました。
  お問い合わせいただければ、実際に作ったスピーカーをご覧いただき製作する
上でのコツをお教えします。
  寺田寅彦が「興味があるからやるというよりは、やるから興味がでる場合がど
うも多いようである」と言っていますが実際その通りだと実感しています。


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御須 利

千葉大学高大連携専門部会
tel:043-290-3526
fax:043-290-3962
E-mail:misu@chiba-u.jp

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