千葉大学 高校生理科研究発表会歴代講演者一覧
年度 講演者氏名 所属組織名 身分 講演のテーマ 備       考
19 宇田川信次 千葉県立千葉東高等学校 教諭 SSHその糸口から出口までの体験談  
19 下山せいら 筑波大学生命環境学群 1年 プラナリアの摂食機構 第49回日本学生科学賞全国審査において文部科学大臣賞を受賞、「国際学生科学技術博覧会Intel ISEFにおいて中国科学技術協会賞(特別賞)、優秀賞動物学部門1等を授賞
19 吉田  翔 筑波大学生命環境学群 1年 粘菌の情報工学への応用 JSEC2006でアレンジ・テクノロジー賞を受賞、ISEF2007において材料・バイオ工学部門4等賞を受賞
20 中台 文夫 千葉県立柏高等学校 教諭 ISEF見聞報告  
吉田 昭彦 千葉県立船橋高等学校 教諭
20 牧野 美咲 筑波大学理工学群化学類 1年 アスピレーターによる簡易放電箱の製作 第51回日本学生科学賞において文部科学大臣賞を受賞、ISEF2008においてプラズマ科学連合賞1等賞を受賞
20 結城 明姫 私立晃華学園高等学校 3年 水流中における空気柱の研究 JSEC2006高校生科学技術チャレンジにおいて文部科学大臣賞、YKK特別賞を受賞、JSEC2007高校生科学技術チャレンジにおいて優秀賞を受賞
21 石井 規雄 千葉県立船橋高等学校 教諭 国際生物学オリンピックが目指すもの  
21 堤  朝風 千葉県立柏中央高等学校 2年 ギ酸によるフェーリング液の還元反応と銀鏡反応の研究 第52回日本学生科学賞千葉県審査において最優秀賞受賞、第52回日本学生科学賞において旭化成賞受賞、第52回千葉県児童生徒・教職員科学作品展科学論文の部において千葉県教育長賞受賞
22 丸  幸弘 潟潟oネス 代表 研究者は世界で活躍できる! リバネスは2002年、丸氏を中心とした理工系大学院生によって創業された世界初の「バイオ教育企業」であり、現在は「最先端科学のリバネス」をめざし、意欲的に活動を続ける新進気鋭のベンチャー企業である。高校生に夢と希望を与えるお話である。
22 西田  惇 筑波大学理工学群 1年 筋電位計測システムの開発とその応用 「国際学生科学・技術フェアIntel ISEF2010」日本代表に選ばれ、グランドアワード3位、アジレント・テクノロジー賞(特別賞)、全米知的財産法協会賞(特別賞)を受賞
23 中島  康 早稲田大学高等学院 教諭 Intel ISEF 2011(Los Angeles) 早稲田大学理工学部応用物理学科卒業後、同大学院で分子生物物理学を専攻し、理学博士を取りました。その後、埼玉医科大学・南アラバマ大学などで助手を務め、1998年に早稲田大学高等学院教諭となって現在に至っています。
23 柴田 恭幸 筑波大学大学院数理物質科学研究科博士後期課程 3年 高校生による理科研究の意義 高校在学中に、日本学生科学賞に出展し、43回、45回大会にて、内閣総理大臣賞を受賞、2000年、2002年Intel ISEFに出場。2002年大会では、物理学部門4等賞受賞。また、2010年4月より、独立行政法人日本学術振興会特別研究員(DC2)に採用され、研究を行っている。
24 飯島  章 千葉県立佐倉高等学校 教諭 Students, Be Explorers. 研究者になって世界に羽ばたこう
〜ISEF2012 視察報告〜
各国で選ばれた高校生代表が集い、発表するISEF。二人はJSEC派遣団に同行し、"Intel ISEF 2012 in Pittsburgh”の様子を視察してきた。世界中ではどんな高校生が、科学に興味を持ち、自ら研究に取り組んでいるのか?生き生きとした熱意あふれるレポート。
高石 哲男 千葉県立東葛飾高等学校 教諭
24 早水 悠登 東京大学大学院情報理工学系研究科博士課程 2年 理科研究との付き合い方 高校在学中に、JSECにおいて文部科学大臣賞を受賞、翌年ISEF2004に衆生を果たす。現在、東京大学大学院情報理工系研究科電子情報学専攻博士課程2年。大規模なコンピューターシステムにおいて、高速なデータ分析を行うためのソフトウェア技術について研究している。
25 橋本 稔克 千葉県立長生高等学校 教諭 Let's challenge the ISEF アイセフを目指そう」 〜ISEF2013視察報告〜 70以上の国と地域からの若手研究者が一堂に会し、1200を超えるポスター発表が行われた"Intel ISEF 2013 in Phoenix”賞金総額は300万ドル。高校生の研究に対する熱意、研究内容、交流の様子、各種イベント等を紹介し、ISEFの魅力を伝える。
北川 輝 千葉県立千葉東高等学校 教諭
25 鍵 裕之 東京大学大学院理学系研究 教授 役に立つ研究と役に立たない研究 2010年より現職。隕石衝突説や放射線照射説などさまざまな成因論が報告されている天然多結晶ダイヤモンド(カルボナド)の起源解明に取り組んだ。現在は、地殻化学実験施設(Geochemical Research Center)で地球深部物質や高圧下での物質の振る舞いなどをテーマとして研究をしている。
26 中山 秀幸 千葉県立幕張総合高等学校 教諭 Intel ISEF 2014 視察に参加して 70を超える国と地域の代表生徒による世界最大級の科学研究コンテストIntel ISEF 2014(国際学生科学技術フェア)。5月にロサンゼルスで開催され、私たちはJSEC(高校生科学技術チャレンジ)を勝ち抜いた日本代表生徒に同行した。世界最高峰の研究発表会がどのようなものであったのかを伝え、みなさんの研究に少しでも参考になることを願い報告する。
浅野 裕史 千葉県立佐原高等学校 教諭
26 細谷 紀子 東京大学大学院医学系研究科疾患生命工学センター 講師 医学研究へのいざない〜DNAから生命現象・病気まで〜 医学は、ヒトの誕生、発達、成長、老化などの一生涯における生命現象から、病気の原因、治療、予防に至るまでの幅広い分野をカバーする奥深い学問である。内科医として活動する中で目の当たりにした医学研究の医療への貢献の事例を紹介するとともに、専門のDNA修復研究に基づく新しいがん治療の開発の動向について解説する。

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橋爪 清成 福島県立福島高等学校 教諭 課題研究をhappyに進めるために!?

演者はこれまで福島県の高校教員として、課題研究、科学系オリンピック、実験教室等、高校生と共にサイエンスに関わる取組に携わってきた。今回、これまでの経験を踏まえて課題研究の進め方や科学系オリンピックへの取組等についてまとめる。まず、課題研究活動は何のために行うのか、その意味や有用性について確認し、その進め方についていくつかのポイントを考える。研究活動を進める上で大事なことのひとつに「アイデアを出すこと」がある。アイデアを出すには、happyな気持ちを持つこと、良いアイデアを出すよりむしろ数を出すこと、組合せを考えること、様々な視点から具体的に物事を見て考えること等が手掛かりになると考えている。上記の内容に加えて、これまで本校で行ってきた理科的な活動についても触れる。福島県は東日本大震災、原子力発電所事故により多大な被害を被ったが、こういった逆境をはねのけ、むしろ大きなチャンスとして捉えて実施している高校生の活動等についても紹介する。

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阿部 宏
埼玉県立川越高等学校
教諭 SSHが見る夢」 SSHのどこが素晴らしいかを語ります。川越高校はSSHの指定を受け、今年で10年目です。研究活動に携わる生徒は毎年200人おり、地学オリンピック世界大会銀2回、ロボカップジュニア世
界大会参加、SEES(台湾・日本生徒研究発表会)研究発表部門優勝、物理チャレンジ全国大会、金、銀、銅、優良9人、全国SSH生徒研究発表会ポスター賞3回、日本学生科学賞中央審査3回などの成果があがりました。海外研修ハワイ島実習では、ハワイ大学の研究者による英語漬けのフィールドワーク、マウナケア4000mでの天体観測、英語での研究発表を行っています。川高の理数教
師15人はSSHの授業で、相対性理論、宇宙創成、量子力学、バイオテクノロジー、天の川銀河の腕の速度からダークマターを検出する授業を行い、その分野の研究者と合同で生徒の研究活動を支援しています。この講演では、私たち川高の教師がSSHで生徒がどう成長することを夢みているか、そもそもSSHがめざす、最先端を見る、研究者を知る、研究する、殻を壊し先へ進む、人に伝える、世界を見る、とはどういうことか、その先に何が見えるかをお話しします。
27 山本 喜一 芝浦工業大学柏中学高等学校
教諭 「Intel ISEF 2015」視察に参加して
上手にプレゼンするために(JSECの経験から)JSECの経験から、上手にプレゼンをするために心掛けておくとよいことをお話します。 (1) 発表内容を十分理解している。高校の学習内容を超えた部分もしっかり理解していて、質問されたら答えられる。研究のキーワードを言える。1分でも、5分でも、10分でも説明できる。
(2) 相手に合わせたプレゼンができる。中学生にも、小学生にも、大学の専門家に対してもそれぞれに合わせた説 明ができる(3) 発表者の印象も大切です。誠実に対応し、明るくて、高慢にならず、素直なイメージが望ましい。さらに、個人研究とグループ研究については、グループの場合は3人以内 で各自の役割がはっきりしていることが大切です。ISEFでは個人研究が主流でした。

27 米谷 貴信 千葉市立千葉高等学校 教諭 「Intel ISEF 2015」視察に参加して
世界中から高校生が集まり,自身の課題研究の成果を発表しあう世界大会に,日本からは2つの出場方法があります。朝日新聞社主催のJSEC高校生科学技術チャレンジか,読売新聞社主催の日本学生科学賞で代表に選出されることです。Intel ISEF 2015においては,JSECから8チーム,日本学生科学賞からは5チームが出場しました。
審査においては,研究チームごとにブースが割り当てられ,ポスターや展示物を用いて研究発表を行います。カテゴリーごとに1等から4等まである優秀賞のほ か大学や企業等が授与する特別賞もあり,授賞式は非常に盛り上がります。Intel ISEFのもう1つの特徴として,国際交流を行う場であることも挙げられます。70を超える国や地域から,1,700人を超す高校生の他,随伴する教員やボランティア等,非常に沢山の人が集まります。同年代の人たちとの英語による意思疎通を通し,参加した生徒達は,自分の英語力に自信を持てたようです。多感な高校生の時期に,文化や科学技術等で国際交流をする経験は,将来の大きな糧になると考えられます。高校生の皆さんは,チャンスが有れば飛び込んでみましょう。