千葉理数教育高大連携ニュース
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千葉理数教育高大連携ニュース NO.136(2019.01.01)

【1】第13回高校生理科研究発表会の開催日について

  第13回高校生理科研究発表会が2019年9月28日(土)に開催される
ことになりましたのでお知らせします。
  詳しい募集要項、応募方法などについては決定次第お知らせします。
 

【2】第6回科学の甲子園ジュニア全国大会が開催されました

 第6回科学の甲子園ジュニア全国大会が昨年12月7日から9日にかけて、つ
くば国際会議場、つくばカピオにて、開催されました。
 千葉大学では千葉県代表チーム(市川学園市川中学校生8名)に対して強化ト
レーニングを井宮教授を講師として11月11日、25日の2日間にわたり製作
課題の作成に的を絞って行ってきました。その結果が出ましたので報告します。
 筆記競技は難問をなんとかクリアしていましたが、実技競技②の成績が振るわ
ず入賞することができませんでした。事前公開競技の実技競技②は思った以上に
他チームがハイレベルだったようです。
 選手達は大変悔しがっておりましたが、彼らにとっては大変良い経験になった
のではないかと思います。

【3】第8回科学の甲子園千葉県大会が開催されました

 本大会は千葉県内の高等学校等の生徒等を対象として科学好きの裾野を広げる
とともに、将来に向けた科学分野の人材育成の強化を図ることを目的としていま
す。
 今年で8回目になる本大会が、平成30年11月17日(土)に千葉県総合教
育センターにおいて開催されました。
 競技内容は、筆記と実技から構成されています。筆記競技は、理科、数学、情
報の中から、知識を問う問題及び知識の活用について問う問題で競いました。
 実技は、科学技術を総合的に活用したものづくり能力などを競いました。
 競技の結果は以下の通りです。

優 勝 渋谷教育学園幕張高等学校Aチーム(全国大会千葉県代表)
準優勝 県立千葉高等学校Aチーム 
準優勝 昭和学院秀英高等学校チーム 
第4位 県立千葉高等学校Bチーム 
第4位 渋谷教育学園幕張高等学校Bチーム 
第6位 県立長生高等学校チーム 


 千葉大学では、全国大会千葉県代表チームに対して強化トレーニングを行いま
す。


【4】第7回千葉県高校生科学研究発表会が開催されました

 第7回千葉県高校生科学研究発表会が、平成30年11月24日(土)に千葉
大学西千葉キャンパス総合校舎2号館において開催されました。
 物理8件、化学10件、生物10件、地学2件の発表が行われ、千葉県代表と
して以下の発表が選ばれました。

物理(口頭発表) 東葛飾高等学校
    惑星探査ミッションをテーマとしたCansatの開発 

化学(口頭発表) 大原高等学校
    ヨウ素時計反応の誘導時間を左右するもう1つの要素 ―第2報―

生物(口頭発表) 市原八幡高等学校
    千葉県のトウキョウサンショウウオ個体群の遺伝子多型の解析

地学(口頭発表) 木更津高等学校
    温度が上昇したのに、なぜ結露が生じたのか

化学(ポスター発表) 千葉東高等学校
    うがい薬中の遊離ヨウ素の量はなぜ変化するのか

 第43回全国高等学校総合文化祭は2019年7月27日から3日間、佐賀県で
行われます。
 千葉大学では、全国大会千葉県代表チームに対して強化トレーニングを行いま
す。


【トピック】研究テーマの紹介(ソフトウェアラジオ)

 携帯電話などの受信機に使われている回路の動作をエクセルでシミュレーショ
ンしてみました。
 アンテナ端子から入力された受信電波は、増幅器で増幅、0度、90度の位相
差のある局部発振器からの信号と乗算、ADCでデジタル変換、FIRフィルターで余
分な信号を除去した後、I及びQ信号から振幅を求めます。FIRフィルターは移動
平均に重みを付けた移動加重平均で重みの付け方によって様々な特性を持ったフ
ィルターを作ることができるようです。詳しくは下記URLをご覧ください。
http://www.cfs.chiba-u.jp/koudai-renkei/information/files/sdr.pdf





【編集後記】

 今回は新年に相応しく魔法のジュータンのように燃料を使わずに空中浮揚する
という夢のある話です。
 ドーナツ型の磁石の上部にプラスチックのストローを立て、それに鉄でできた
ワッシャーを一枚ずつそっと通して磁石にくっつけていきます。最初の1、2枚は
文字通り磁石にくっついてしまいますが3枚目くらいになると急に吸引力は落ち
てきて5枚もすると不思議なことに空中に浮いてしまいます。このような現象は
磁石の上部だけでなく左右下のどの向きでも起こります。
 生徒には現象だけ見せて考えさせ、あまり説明しないで「不思議」を演出し、
「なぜ」を引き出すような教材として活用できそうです。
 詳しくは下記URLをご覧ください。
https://www.cfs.chiba-u.jp/koudai-renkei/information/files/fujo.pdf


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