千葉理数教育高大連携ニュース
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千葉理数教育高大連携ニュース NO.142(2019.07.30)


【1】物理第1チャレンジ2019理論問題コンテストの実施について

物理第1チャレンジ2019の理論問題コンテストが、7月7日(日)に全国一斉に実施されました。千葉大学も千葉県内の会場の1つになっており、今年は40名の申込者がありました。コンテスト当日は生憎の雨模様で欠席もありましたが、参加者は90分間真剣に問題に取り組んでいました。この理論問題コンテストの得点と事前に提出された実験課題レポートの評価から全国で100名が選ばれ、8月17日~20日に東京理科大学野田キャンパスで開催される第2チャレンジ全国大会に進みます。

【2】物理オリンピック世界大会の結果について

第50回国際物理オリンピックの結果が発表になりました。今年の大会は、7月7日から7月14日にかけてイスラエルのテルアビブを会場に、78か国360名の生徒が参加して開催されました。日本からも5名が参加し、1名が金メダル、4名が銀メダルを受賞しました。このうち2名は平成30年度に千葉大学が実施したプレチャレンジ講座「君も物理チャレンジを!2018」の受講者です。おめでとうございます。

【3】理学教育高度化推進委員会について

隔年で開催している上記委員会を、 7月20日(土)千葉大学理学部1号館にて「AO/推薦」の現状と課題をテーマに開催しました。千葉県教育委員会と千葉県内及び近隣の高校から10名をお招きし、千葉大学からはAO入試を実施する各学部、入試課、教育企画課、先進科学センターから18名が出席しました。 大学からは、千葉大学におけるAO入試等の実施状況について説明がされました。詳細は学部ごとに特徴がありますが、書類審査、面接に加えて、学力の担保から大学入試センター試験を課すことが共通するところです(詳細は各学部の学生募集要項を参照してください)。高校からも、英語の外部テストやポートフォリオの利用についての質問や意見などが出され、活発な情報交換が行われました。 その後、河合塾から講師をお招きして、「大学入学者選抜改革の情況およびAO及び推薦入試における現状報告」と題して講演をしていただきました。

【4】「所さんの目がテン!」実験グランプリに市川学園市川高等学校が出場

今年で第7回を迎えるこの企画は、スタジオに集まった小学生に、面白い実験やサイエンスショーを披露するもので、市川高校の生徒は衝撃波の実験をします。 向かい合わせた2つのパラボラの一方のパラボラの焦点で発生した衝撃波によって、もう一方のパラボラの焦点に置いたロウソクの炎が消えるという実験。パラボラには中華鍋を、衝撃波には運動会用ピストルの破裂音を使用しています。この実験は千葉大学高大連携支援室WEBページの「高校生理科研究のためのヒント集」にも掲載されています。放送は8月4日(日)7:00~7:30(日本テレビ)です。

【5】【5】 第13回高校生理科研究発表会申込のご案内

第13回高校生理科研究発表会申込のご案内 9月28日(土)に開催される第13回高校生理科研究発表会の申込期間は次のとおりです。詳細は千葉大学高大連携企画室のWebページをご覧ください。
申込期間:令和元年8月23日(金)~8月30日(金) 12:00

【編集後記】

在宅時間が増えたので、旅先の宿から貰ったヒマワリとアサガオの種を蒔いてみた。自分で植物の種を蒔くという記憶は、遠く遡って小学生以来か。我が家は田園地帯にあるので、植物の成長を目にする機会には事欠かないが、いざ自分で蒔いた種が発芽して双葉から本葉へと育っていくとその成長が気になり、草刈りや弦巻用の網柵作りなどをして観察を続けている。何事も始めてみることから興味関心が芽生えてくるということか。アサガオの2本の弦が同じ網ひもに巻き付こうとして窮屈そうなので、一方の弦を別の網に巻き替えてやると、途端に弦の元気がなくなった。傷つけないよう注意深くしたつもりなのだが、干渉し過ぎは植物にもよくないらしい。慌てて元にもどしてやった。 種まきの時期が遅く、また今年の梅雨は日照時間が記録的に少なかったこともあって、成長は遅く開花までにはまだ時間がかかりそう。やっと梅雨も明けた。どんな花を咲かせてくれるか待ち遠しい。(佐)

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