千葉理数教育高大連携ニュース
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千葉理数教育高大連携ニュース NO124(2018.01.01)

【1】第12回高校生理科研究発表会の開催日について

 第12回高校生理科研究発表会が平成30年9月29日(土)に開催されることになりましたのでお知らせします。
 詳しい募集要項、応募方法などについては決定次第お知らせします。

【2】第5回科学の甲子園ジュニア全国大会が開催されました

 第5回科学の甲子園ジュニア全国大会が昨年12月1日から3日にかけて、つくば国際会議場、つくばカピオにて、開催されました。
 千葉大学では千葉県代表チーム(渋谷教育学園幕張中学校生7名)に対して強化トレーニングを井宮教授を講師として11月5日、12日の2日間にわたり製作課題の作成に的を絞って行ってきました。その結果が出ましたので報告します。
 筆記競技は難問をなんとかクリアしていましたが、実技競技①ザ・キューブにおいて、コンテストの最後のところで鉄球が止まってしまい、残念ながら失格となってしまいました。実技競技②でよく挽回したのですが、結果としては27位という順位でした。ちなみに、優勝は東京都、準優勝は茨城県、第3位は北海道でした。
 選手達は大変悔しがっておりましたが、彼らにとっては大変良い経験になったのではないかと思います。

【3】第7回科学の甲子園千葉県大会が開催されました

 本大会は千葉県内の高等学校等の生徒等を対象として科学好きの裾野を広げるとともに、将来に向けた科学分野の人材育成の強化を図ることを目的としています。
 今年で7回目になる本大会が、平成29年10月21日(土)に千葉県総合教育センターにおいて開催されました。
 競技内容は、筆記と実技から構成されています。筆記競技は、理科、数学、情報の中から、知識を問う問題及び知識の活用について問う問題で競いました。
 実技は、科学技術を総合的に活用したものづくり能力などを競いました。
 競技の結果は以下の通りです。

優 勝 県立千葉高等学校Bチーム(全国大会千葉県代表)
準優勝 県立東葛飾高等学校Aチーム
準優勝 市川高等学校チーム
第4位 県立安房高等学校Aチーム
第5位 県立千葉東高等学校Bチーム
第6位 渋谷教育学園幕張高等学校Bチーム

 千葉大学では、全国大会千葉県代表チームに対して強化トレーニングを行います。

【4】平成29年度第3回国際研究発表会のご案内

 ASEAN諸国の大学教員、高校の先生・大学院生に英語でポスタープレゼンテーションを行う「平成29年度第3回国際研究発表会」が下記の通り行われますのでご案内します。

日時 平成30年2月18日(日) 9時15分から16時00分(予定)
場所 千葉大学西千葉キャンパス 教育学部2号館
所在地:〒263-8522 千葉市稲毛区弥生町1-33
内容 (1)英語による理数系研究・人文社会系研究のポスター発表
(2)英語によるASEAN教員との高校生とのアクティビティ

詳しくは下記URLをご覧ください。

http://www.cfs.chiba-u.jp/koudai-renkei/news/2017/files/20180218kokusaikenkyu.pdf
http://www.cfs.chiba-u.jp/koudai-renkei/news/2017/files/20180218kokusaikenkyu1.pdf

【トピック】研究テーマの紹介(炎の整流作用)

 炎の上下に2つの電極を入れて電圧をかけると整流作用が生じます。電極の形状(カソードは平面的で広く、アノードは直線的で細く)によっても整流特性が大きく変化します。炎の種類や大きさによっても異なりますが、炎に流れる電流はμAのオーダーで、数MΩの抵抗値になるので、この実験では商用電源などからの誘導を拾いやすくなります。そこで、薄い銅板を磁石を使って広めの鉄板に接合しAC電源につなげました。こうすることで雑音が抑えられるのでオシロスコープの入力増幅倍率を高くすることができます。もちろん、実験装置全体をシールドすればさらに雑音は少なくなるのは言うまでもありません。

 詳しくは下記URLをご覧ください。
http://www.cfs.chiba-u.jp/koudai-renkei/news/2017/files/honooseiryu.pdf

【編集後記】

 図(http://www.cfs.chiba-u.jp/koudai-renkei/news/2017/files/kairo4.pdf)の回路は交流電源にダイオード、スイッチ、電球を接続した回路です。ダイオード周辺の回路はボックスの中に入れて隠します。選択したスイッチの位置によって点燈する電球の数が変化します。配線は一本しかないのに何か変ですね。この実験も生徒に考えさせるようにするとよいかもしれません。

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