千葉理数教育高大連携ニュース
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千葉理数教育高大連携ニュース NO.135(2018.12.01)

【1】科学の甲子園ジュニア全国大会強化トレーニングが行われました

 第6回科学の甲子園ジュニア千葉県代表チーム(市川学園市川中学校生8名)
に対する強化トレーニングが千葉大学理学部1号館において千葉大学 井宮 教
授を講師として11月11日、25日の2日間にわたり製作課題の作成に的を絞って行
われました。
 今回の製作課題は、「縦45 cm×横45 cm×高さ45 cmの空間内に,直径20 mm,重
さ約32 gのステンレス製の球体をできるだけゆっくり転がり落とす装置を製作し,
球体が転がり始めてから設置面に着地するまでの所要時間を競う」というもので
す。
 「振り子の運動のように行ったり来たりして時間を稼ぐ装置」や「斜面を転が
り落ちる球体の速さを可能な限り抑える工夫」など生徒同士話し合いながら製作
しました。
 独創的な装置を考え出そうと生徒同士ディスカッションをする中で互いに自分
の考えを他の生徒に伝えたり活発に論戦をしたりする様子が見られました。
 第6回科学の甲子園ジュニア全国大会は12月7日からつくば国際会議場(茨
城県つくば市)で行われます。



【2】第15回日本物理学会Jr.セッション(2019)開催のお知らせ

 第15回日本物理学会Jr.セッション(2019)が2019年3月17日(日)に九州大
学伊都キャンパスで開催されます。
 日本物理学会Jr.セッションは中高生による物理的内容を含む理科の研究発表
の場で,世界物理年の2005年からスタートしました。
 応募受付期間は2018年11月1日(木)~12月7日(金)17時までです。
 応募方法などについては下記URLをご覧ください。
http://www.gakkai-web.net/butsuri-jrsession/



【3】日本天文学会第21回ジュニアセッション開催のお知らせ

 中学生・高校生・高専生が天文学会年会の場で発表するジュニアセッションを、
2019年3月の日本天文学会春季年会で開催します。天文や宇宙に関係することに
ついて、観測・研究したり調べたりしたことがあれば、なんでも発表できます。
下記のとおり発表を募集しますので、ふるって応募してください。多くの皆さ
んの参加を期待しています。

 応募方法などについては下記URLをご覧ください。
http://www.asj.or.jp/jsession/





【トピック】研究テーマの紹介( 音叉の同位相振動モード )

 平成29年度大阪大学一般入試(前期日程)等の理科(物理)において出題及び
採点の誤りが有りました。音叉の振動モードに言及しなかったのが原因のようで
す。そこで、音叉を同位相振動モードで振動させる工夫をしてみました。
 回路を作り低周波発振器の出力信号で2つの電磁石(L1 、L2 、0.3mmφ500回
巻き)に電流を流します。この電磁石を音叉の左右に置き、 L1 とL2 に逆位相
の電流を流します。すると、音叉は半周期ごとに左右から力を受けることになり
同位相振動モードで振動するようになると考えました。
 実際に実験をしてみると L1 とL2 に逆位相の電流を流しているにも関わらず
どうしても同位相で振動してくれません。同位相振動モードで音叉を振動させる
のは大変難しいようです。何方か、同位相振動モードで音叉を振動させてみませ
んか。

 詳しくは下のURLをご覧ください。
http://www.cfs.chiba-u.jp/koudai-renkei/information/files/onsamode.pdf



【編集後記】

 今回は不思議な回路を紹介します。下記URLの回路は、正の電荷をもった金属
球と絶縁体でできたバネと摩擦結合でつながったスイッチでできています。正の
電荷はバネの振動に伴い左右に振動します。スイッチは正の電荷の動きに連動し
て入れ替わります。しかし、摩擦係数は極めて小さくほぼ0と見なせ、摩擦があ
るので刷り動きます。電流によって生じる磁場から正電荷は常に上向きの力を受
け、左右の電流回路も電荷の動きによって生じる磁場から常に上向きの力を受け
ます。この物体系は常に上向きに力を受け加速します。宇宙空間で噴射するもの
がなくても推進できそうです?

 詳しくは下記URLをご覧ください。
http://www.cfs.chiba-u.jp/koudai-renkei/information/files/ufo.pdf



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