第11回高校生理科研究発表会の報告
受賞者・要旨集
講演者・査委員・実行委員
平成29年9月30日、千葉大学体育施設を主会場として、第11回高校生理科研究発表会が開催されました。
受付前の風景
千葉県内はもとより、関東近県、遠くは愛知県、青森県、長野県、山梨県からも発表者が次々に到着しました。
好天に恵まれたとてもさわやかな朝、受付の30分以上前から千葉大学の体育館前には談笑する先生方や発表の打合せをする生徒さんたちでにぎわいました。
広々とした会場
参加者は、第1回から増加を続け、今年は347件の応募となりました。 ちょうどSSHの全国発表会のようにポスターの間隔が広々として、発表も移動・交流もスムーズに出来ました。
発表風景(1)
生徒たちや先生方との会話の中で、励まされ、研究発展のヒントが得られるのもこの発表会の大きなメリットです。
発表風景(2)
研究内容はもちろんですが、ポスターのできばえ、プレゼンテーション能力も評価のポイントです。
挨拶をする徳久剛史学長
徳久学長も時間の許す限り多くのポスターを見た感想などを含め、独得のユーモアを交えた語り口で挨拶しました。
講演会場
講演会会場全体
講演会場
東邦大学理学部 講師 村本哲哉 先生
細胞内で起こる生命現象を可視化する技術を開発しながら、細胞の分化やリプログラミングを理解する研究を行っています。私の研究者としての原点には、みなさんも取り組んでいる「課題研究」があります。「課題研究で人生は変わる」と題して多くの示唆に富んだお話しをされました。
講演会場
千葉大学 環境リモートセンシング研究センター 教授 ヨサファット テトォコ スリ スマンティヨ 先生
千葉大学で開発された先端宇宙用SARセンサをはじめ、ヨサファット教授の小型SAR衛星の開発に対する情熱、5歳のときに自分で飛行機とレーダをつくる約束を父としたことなどを紹介されました。
さらに、千葉県立佐倉高等学校 教諭 志賀裕樹 先生 市川学園市川高等学校 教諭 長山定正 先生による「Intel ISEF2017 視察報告」があり、生徒たちは真剣に聞き入っていました。
最優秀賞授賞
テーマは、地衣類の「着生」と「成長」から微環境を見る
茨城県立並木中等教育学校
小野寺理紗さんの研究です。
徳久学長も、賞状授与の際、惜しみない賛辞を送りました。
「特別賞」受賞の皆さん
最優秀賞のほか、千葉大学長賞、千葉県教育長賞、千葉市長賞、千葉市教育長賞など8つの「特別賞」が優れた研究に授与されました。
また、優れた指導をされた先生に贈られる「朝日新聞社千葉総局長賞」は、千葉県立成東高等学校 佐藤公昭 先生
千葉県立幕張総合高等学校 中山秀幸 先生に贈られました。
さらに、永年にわたり高校生理科研究発表会の運営にご尽力された5人の方々に「教育功労賞」が贈られました。