高校生理科研究発表会
Event

第12回 高校生理科研究発表会 講演内容

題目
「Organic semiconductors: From scientific curiosity to articles of daily use 」
講演者 Prof. Dr. Wolfgang Brütting (Institute of Physics, University of Augsburg, Germany)
内容

Plastics are an important class of materials that shape our everyday
life so much, in particular as textiles, packaging or other disposable
materials. They are cheap, light weight and flexible. And it is, among
others, these features that make them very attractive for electronic
applications as well. However, in order to be suitable for this field,
they have to be made electrically conductive and they have to interact
with light in the visible spectral range – i.e. they need to have the
basic features of semiconductors.
This lecture will give an introduction into the scientific background of
organic semiconductors and the newly emerging field of plastic
electronics. Their strong relevance for applications has recently found
its manifestation in commercial products like smartphones or television
screens based on organic light-emitting diodes as well as building-
integrated photovoltaic modules based on organic solar cells.

有機半導体: 科学的好奇心から日用品への応用へ
Wolfgang Brütting(ウォルフガング・ブリュッティング)教授  
アウグスブルグ大学 物理学科(ドイツ)

プラスチックは、私たちの暮らしを支える重要な材料の一つで、例えば衣服や包
装、使い捨て材料などとして利用されています。プラスチック製品は安価で、軽
量であり、曲げることができます。これらの特徴から、エレクトロニクス材料と
しても非常に魅力的です。しかしながら、エレクトロニクス分野で活用するには、
電気を流し、可視域の光を吸収したり発光したりできる必要があります。つまり、
半導体としての基本的な性質を備えたプラスチックが必要です。
この講演では、半導体性を示す有機材料(有機半導体)の科学や背景を解説し、
新しく広がりつつあるプラスチックエレクトロニクスの分野を紹介します。有機
発光ダイオード(有機EL)を利用したスマートフォンや大画面テレビ、有機太陽
電池を用いた建物一体型太陽光発電モジュールなどの製品が市場に登場しており、
有機半導体が応用に深く結びついていることをお話しします。

題目 「地球の歴史に「千葉時代」が記されるかー簡単なチバニアンの話ー」
講演者 千葉大学大学院理学研究院  准教授 亀尾浩司 先生
内容

 約46億年という長い地球の歴史の中の、約77万年前から12万6千年前までの時 代が、チバニアン(千葉時代を意味する)と呼ばれるようになるかもしれません。
 現在、国際地質科学連合(IUGS)の中の小委員会が、千葉県市原市田淵周辺に見られる地層「千葉セクション」を下部ー中部更新統境界の国際標準模式地候補として認め、より上位の審査に進めるかどうかを審議しています。この講演では、研究チームの一員である演者が、チバニアンを理解する上での地球科学の基礎知識、国際標準模式地申請にむけてのこれまでの研究チームの取り組み、その地球科学的な研究成果、そして審査の状況について簡単な解説をします。

題目 「課題研究を通した理工系人材の育成について」
講演者 芝浦工業大学 准教授 奥田宏志 先生
内容

 グローバルな競争が進み、研究開発のスピードアップや新たな価値の創造が求められています。そのため、異分野・専門外の人たちや社会と積極的にコミュニケーションをとり、新たな価値を産む知識・技術を取り入れることができる人材の育成が求められています。課題研究を通して、こうしたコミュニケーション能力を身につけるための心構えやヒントについて、お話したいと思います。

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