高校生理科研究発表会
Event

第8回高校生理科研究発表会の報告

受賞者・要旨集

講演者・査委員・実行委員

平成26年9月27日、千葉大学体育施設を主会場として、第8回高校生理科研究発表会が開催されました。

受付前の風景

千葉県内はもとより、関東近県、遠くは福島県、岐阜県、長野県からも発表者が次々に到着しました。
好天に恵まれたとてもさわやかな朝、受付の30分以上前から千葉大学の体育館前には談笑する先生方や発表の打合せをする生徒さんたちでにぎわいました。

広々とした会場

参加者は、第1回から約30%ずつ増加し、今年は307件の発表となりました。 昨年までは講義室等が会場でしたが、今年は体育館となりました。ちょうどSSHの全国発表会のようにポスターの間隔が広々として、発表も移動・交流もスムースに出来たと思います。

発表風景(1)

ただ審査を受けるだけでなく、いろいろな学校の生徒どうしの発表・交流も大切な要素です。
生徒たち・先生方との会話の中で、励まされ、研究発展のヒントが得られるのもこの発表会の大きなメリットです。

発表風景(2)

研究内容はもちろんですが、ポスターのできばえ、プレゼンテーション能力も評価のポイントです。
先生方も、まず内容の理解が先決。専門家とはいえ、あらゆる分野に通じているわけではありませんからストレスは大きいのです。でも皆さん、生徒と話すのは楽しいと仰います。

発表を聞く徳久剛史学長

徳久学長も時間の許す限り多くのポスターを見て、独得のユーモアを交えた語り口でアドバイスしてくださいました。

講演会場

今年の講演は、東京大学大学院医学系研究科 細谷紀子先生による「医学研究へのいざない~DNAから生命現象・病気まで~」。
DNAの基本的な仕組みから、白血病治療の進歩、そして、現在のご専門であるDNA損傷修復研究の最先端のお話まで、終始笑顔でわかりやすく説明してくださいました。
もう一つは、幕張総合高校の中山先生・佐原高校の浅野先生による「Intel ISEF2014 視察に参加して」。
世界の高校生の様子に、生徒たちは驚き、真剣に聞き入っていました。

最優秀賞授賞

今年の最優秀賞は、初めて数学分野から選ばれました。
テーマは「超演算なるものについて」。
千葉県立柏高等学校の後藤 倫さんの研究です。その発想は数学者からも高い評価を受けました。
徳久学長も、賞状授与の際、惜しみない賛辞を送られました。

「各賞」受賞の皆さん

最優秀賞のほか、千葉大学長賞、千葉県教育長賞、千葉市長賞、千葉市教育長賞など7つの「各賞」が優れた研究に授与されました。
「各賞」は昨年までの5賞から8賞に増え、ますます内容も広く豊かになりました。

53件に優秀賞

今年は「各賞」を含む上位約20%(61件)が授賞対象となりました。
優秀賞を受賞した53テーマの皆さんの笑顔です。
でも受賞作品と惜しくもそれを逃した研究との差は紙一重とも言えるでしょう。さらに地道な努力を重ねていってほしいと思います。
また、優れた指導をされた先生に与えられる「朝日新聞千葉総局長賞」は、県立船橋高校のお二方、曽野先生と吉田先生が受賞されました。

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