飛び入学
Early Admission

先輩からのメッセージ 2016年度 ― 研究者、科学者、起業家として活躍 ―

研究者を目指す、個性豊かな仲間が集う“先進”。将来の研究活動につながる学び・刺激で満ちている。

添田 彬仁さん
添田 彬仁さん

2002年春、物理学関連コース入学。2006年、東京大学大学院に入学、2011年修了、博士号取得。その後2年間、シンガポールの研究所で研究。2013年、東大大学院・村尾研究室(量子情報)に戻り、助教として研究を続けている。

メッセージ

今、世界で培っで培ってきた量子情報の知見が、生体分子とか、そういったもののシミュレーションなどに使えないかな…と、研究しているところです。先進のカリキュラムでは、“必要な基礎研究をみっちりやる”ことを鍛錬してくれる。その姿勢を身につけられたことが、研究活動に活きていると思います。

小さい頃から星が好きで、祖父が研究者だったこともあり、「物理をやりたい」と思っていました。先進を目指したのは“独自のカリキュラム”の存在が大きかったですね。これらの授業は双方向で、きちんとインタラクションがあり、先生とじっくり話ができる点が良かったです。ここは、“自己裁量を与えられて不安にならない、自分の納得がとても重要”みたいな学生がほとんど。似たような性格の仲間が集まるから、居心地は最高でしたよ。先進は、研究者としての個性を大切に、丁寧に育ててくれる環境だと思います。

自主的に勉強する人にとって、先進は最適な環境。将来、研究を前進させるための基礎力が磨かれる。

上野 康平さん
上野 康平さん

2006年春、「コンピュータ研究の基になる数理的思考力を磨くため」理学部 物理学コース入学。2年次、「天才プログラマー/スーパークリエータ」に最年少(当時)認定される。千葉大卒業後、情報理工学系研究科 創情報学専攻 修士課程、ドワンゴを現在はGoogleで活躍中。

メッセージ

情報科学の世界が好きで、高校時代は論文などを読み、自分でプログラムを書いていました。そこで、“最先端のことを学ぶ”なら、受験勉強に時間を費やさず飛び入学に挑戦しよう」と。特に、研究者から直接話が聞ける“オムニバスセミナー”は、将来の自分がイメージできる授業で印象に残っています。

現在、ウェブブラウザ「Chrome」のプログラムを動かすをつくるなど、開発に携わっています。ソフトウェアエンジニアはどの分野でも開発できる能力を求められますが、私は中でもプログラムの高速化を手がけることが多いですね。世界中のエンジニアとチームを組んで仕事をしますが、開発にあたってはロジックや数値的な解析を要求されたり、理論や手法の有効性を実験で証明する必要があったりします。こういう場面に対応できる基礎力が、先進で養われたと感じています。ここは、研究者になるための修行の場として最適だと思いますよ。

研究者としての基礎を築くために、有意義な4年間。

田中 望さん
田中 望さん

2005年春、文学部 人間探求コース入学。千葉大卒業後、東京大学総合文化研究科に進学し休学、ピッツバーグ大学で言語学修士取得。現在ハワイ大学言語学科博士課程に在籍しながら学部生向け言語学の授業を担当。

メッセージ

先進のメリットは、1.少人数セミナー 2.早期からの研究活動 3.海外研修の3点だと特に感じました。おかげで有意義な4年間を過ごすことができ、研究者としてスタートを切るための大きなきっかけとなりました。正直、デメリットは考えられません。研究者になりたいと強く思っているなら、先進以上の近道はないと思います。

「飛び入学」という経験が、挑戦を後押ししてくれる。

石橋 泰さん
石橋 泰さん

受験勉強より「大学で本質的な勉強をしたい」と2007年春、工学部 FTコース(電子機械工学科)入学。先進では多様な学生から刺激を受け、少人数セミナーや海外留学プログラムなど特徴あるカリキュラムが印象的と語る。

メッセージ

もともと自動車に興味があり、海外の大学院で自動車工学を専攻したので、その知見を生かし、現在はフランスで自動車エンジンの開発を行っています。海外留学プログラムが、海外で働くきっかけをつくってくれました。また、「飛び入学」という一般的ではないことに飛び込んだ経験が、未知なる挑戦をする時の自信につながっています。

少しでも早く、専門的研究を始めたい人にふさわしい環境。

加藤 晃太郎さん
加藤 晃太郎さん

「物理学者になり、素粒子の研究をしたい」と、2008年春、理学部 物理学コース入学。在学中に多角的に学び、研究分野を変更。現在は東京大学大学院で、情報理論と物理学を組み合わせた、量子情報の研究を行っている。

メッセージ

物理学者になりたかったので、「高校3年を受験勉強に費やすより、専門的な物理を学ぶ時間に充て、高校の科目にとらわれず学門の視野を広げたい」と思い、飛び入学を選びました。先進は意欲的な学生が多く、学習環境が充実。現在、研究している量子情報も、先進の先輩たちとのセミナーがきっかけとなって出会った分野です。

先進で研究者としての素地が培われる。

片田 匡貴さん
片田 匡貴さん

2008年春、工学部 FTコース入学。卒業後、京都大学大学院工学研究科建築学専攻に進学し、修士(工学)取得。同大学院博士後期課程に1年間在籍後、参議院事務局に入局。現在は国会議事堂等の営繕に取り組み、仕事を通して公共建築プロジェクトのやり方を体得中。

メッセージ

先進はやる気に満ちた仲間が多く、学ぶ環境が整っています。周りの期待が集まるところでもあるため、努力することに適した環境でもあります。特に少人数での講義や自主セミナー等を通して能動的に学ぶ姿勢が身につき、研究活動や仕事において役立っています。飛び入学に興味があるのなら、チャレンジすることをお勧めします。

先進でつかんだものをどうするかは人それぞれ。信じて進もう!

岡村 英幸さん
岡村 英幸さん

2010年春、理学部 物理化学コース入学。現在は大学院で、グラム陰性菌と呼ばれるグループがもつ膜輸送体系、特にフリッパーゼという膜タンパクを研究。先進は「堅忍不抜で“出る杭になれる人”が向いています」と語る。

メッセージ

先進の魅力は、学生を十把一絡げに見るのではなく、一人ひとりを見て、教授陣がマンツーマンで鍛え上げてくれること。そのような環境の中で、細胞生物学担当・村田武士教授の研究に興味を持ったことが、大学院でバイオ研究を行うきっかけとなりました。将来は、培った見識を多種多様に使い、社会貢献の一端を担えればと考えています。

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